二段ベッドの床板が壊れた!
僕が子供の頃から使っている二段ベッド。
いまでは子供たちが使っているのですが、ある時
「ベッドが壊れた~!」
との叫び声が。
見ると二段ベッドの上部の床板が割れてしまっているではないか・・・。
被害状況確認
ざっと見たところ、割れた部分の板を変えれば問題なさそうだったのでとりあえず床板をはずしてみた。
それにしても年季の入った絵柄とシミ・・・。
そりゃあ40年も経っているんだもの、壊れてくるよね・・・。
裏返してみると確かに板が割れている。
たしかにこのまま上に乗れば踏み抜いて危ないよね・・・。
よし、とりあえず分解しよう!
昔から分解するの大好きなんですよね・・・。(直せるとは言っていない)
壊れてしまった時計とかとりあえずネジをはずして分解するのが大好きでした。(直せるとは言っていない)
家具なども分解しながらどうやって作っているのか見るのが結構好きです。
修理開始
まずは上にかかっている布をはずすために側面を見ると、タッカーで止めてある。
とりあえずこれをひとつひとつはずしてみますか。
布をとる
マイナスドライバーだとうまく入らなかったのでホチキスのうしろの部分を利用して引き抜いていきます。
ラジオペンチも併用しながらひとつひとつ抜く。
それにしてもなんという数・・・。
なるほど、リボン様のものでボロ隠ししてるのか。
ようやくリボンをはずしたらまたタッカーでとめた部分がでてきたw
これもひとつひとつはずしていきます。
布の下にはスポンジが!
そしてすごい汚れww
スポンジもタッカーで止めてあるので一つ一つはずしていきます。
なんという数・・・。
板をはがす
割れた部分の板が露出したのですが、割れた部分以外もボロボロになってる。
こりゃあだいぶ板が脆くなってますね。
表面は簡単にはがせるくらいに結構ボロボロ。
ためしにはがしてみたら表面だけどんどんはがれるという・・・。
そして手で簡単に割れるくらいに脆い。
そして板はビス止めされているのかと思いきやU字型の釘・・・。
ステップルというんでしょうかね。これがまた結構な数で・・・。
このU字の釘はとてもホチキスの後ろの部分では刃が立たなかったので側面からマイナスドライバーをつっこんで板をはがしていきます。
もう板なんか割れても構わない。
バールもいれつつ板をはがします。
ようやく剥がれた!!
・・・けれどもU字型の釘(ステップル)がまだしっかり残っているので一つずつ抜いていきます。
ラジオペンチを使いながらテコの原理で抜いていくのですが、枠木が傷んでしまう。
そこでマイナスドライバーをかませてテコの原理で抜いていくことにしました。
これならほとんど枠木が傷まない!
ゼエゼエ・・・ようやく全部抜けた・・・。
最初のタッカーの針から150本くらい抜いたんじゃないかな・・・。
ひたすら修行のような作業だった・・・。
買い出し
壊れた板を買いに行きます。
サイズを測ったら90cm角。布は95cm角でした。
使われていたベニヤ板は3mmだったので同じ厚さのものを購入。
ラワンはやわらかいけど・・・ま、まあ大丈夫でしょう。
タッカーは持っていなかったので購入。
ずっと欲しかったのだけどなんとなく持ってなかったのでこの際だからよしとしよう。
スポンジも汚れていたのでせっかくだから交換しようと。
ホームセンターに良いものがなく、滑り止めマットならいいかなあ・・・と検討したのだけど・・・
95cmほしいのに90cmのものしかなかったので断念。
ふと手芸屋さんならあるかも!と思い、行ってみた。作業着のままで・・・。
汚い作業着で店内にいるオレ、違和感しかなかったのだけどほぼ希望に近いものを発見!
4mm厚のスポンジが欲しかったのだけど、2mm厚のキルト芯なら代用できそう。
そしてボロ隠し様のリボンは100円ショップで。
板を張る
北海道ではマイナス30度などと恐ろしいことを言っていたのですが、ここはまだマイナス1度。
ぜんぜんマシじゃん!と思っていたのだけどやっぱり寒いものは寒い。
そして雪まで降ってくる始末・・・。
あまりにも寒いので先日つくったロケットストーブを起動!
手前味噌ながらめっちゃあったかい・・・。
火ってすばらしい。
ベニヤ板を90cm角にカットしていきます。
薄いのでここはのこぎりで。
※ちなみに後日作った丸鋸ガイドがあると丸ノコを使って簡単に長い距離を直線で切れます。
ロケットストーブがあると木くずもすぐ燃料にできるのがいいね。
あわせてみたらピッタリ!
釘はまた壊れたときに抜くのが大変なのでビス止めにしよう。
うんうん、皿ビスで問題ない。
気がついたら次男がイモを持ってきてロケットストーブで焼いていた・・・。
なんと要領のいいやつだ・・・。
よし、これでビス止めもバッチリ!
いい感じにできたぞ。
キルト(スポンジ)と布を張る
もうあまりの寒さに耐えきれず、残りの作業は屋内で(笑)
1m×1mで購入してきたものを95cm角でカット。
布もちょうどいいものが家にあったので95cm角でカット。
作ってみて思いましたが、キルト(スポンジ)は92cmくらいでカットしておいたほうがよかったかもしれません。(特に問題はなかったけど)
いよいよタッカーが火を吹きます!!
まずはキルト(スポンジ)をとめてみます。
なんだかボコボコしてるけど大丈夫かな・・・。
続いて布を上にかぶせ、同じようにタッカーで止めていきます。
タッカー初めて使ったけどなかなか便利で良いね。
あとは側面のボロをサテンリボンで隠します。
再びタッカーでビシバシいきます。
もう少し感覚を狭くしたほうがよかったのですが、まあ問題なく止めることができました。
じゃーん!!できた!!
布もピシッと張れたし、とてもいい感じ。
以前のシミだらけのボロから比べたらだいぶいいじゃない!
他の布も張り替えようかな・・・。
・・・と思ったのだけどまたあの150本近い針を抜く作業がとても苦痛に思えたのでこれだけにしておいた。
また暖かい時期にやる気になったらやることにしよう(笑)
設置
二段ベッドに置いてみたらとてもいい感じ!!
なんだか見違えるようにキレイになったではないか。
これなら今後も快適に使えますね。
40年ものの二段ベッドに再び命が吹き込まれた瞬間。
新しいベッドを購入する選択肢もあったのですが、子供も喜んでくれたしまだまだ大切に使ってもらえそう。
昔のものってしっかりした作りのものが多いので一部手直しするだけで長く使えるんですよね。
以前無印良品のケースを使ったベッドを作ったけど、ちょっと凝ったベッドも作りたくなってしまった今日この頃です。
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