けん玉大会で使う楯を作ってみたい
僕が事務局をさせていただいているけん玉schoolでは毎年複数回けん玉大会を開催しているのですが、ここでの表彰時の楯を表彰用品なら123トロフィーということでいつも手配させていただいています。
ここの楯はとてもリーズナブルでいいのですが、そこはお金のないけん玉クラブ。なかなか高い楯を購入できるわけではありませんし、賞品も用意しなくてはいけません。楯にお金をかけてしまうと必然的に賞品の価格を下げざるを得ないわけで、やっぱりできるだけ賞品にかける金額を高くして入賞者には喜んでほしい。
せっかくレーザー加工機も入れたことだし、なにか自分で楯が作れないだろうかと思いました。しかもオリジナルで作れるから価値がでるんじゃない??
けん玉の形をした楯の製作
レーザー加工のメリットは自由な形状でカットできること。
先日キーホルダーも作ったし、デザインさえできればすぐにできるはず!
illustratorでこんな感じで作ってみました。けん玉の楯っぽい??
使うのは加工しやすいアガチス工作材です。これカットしやすくてホントにすき。
【今回のパラメーター】
カット 出力30%、速度5mm/s
彫刻 出力20% 速度180mm/s
それではいよいよカットを開始します。
けん玉型のとなりにある三角は楯を立てるための支えです。穴の大きさはぴったりサイズで作るとゆるくならずキッチリハマりますね。
あっという間に楯が完成!あとはもう少し高級感が出せるようになにか工夫をしないと。とりあえずはこの形は問題なく使えそうです。
四角い楯の製作
四角い楯もあわせて作ってみることにしました。
実はアルミ板を買ってそこに彫刻をトライしたんですが、「アルマイト」処理がされているアルミ板じゃないと彫刻できないんですね。実は彫刻してみましたが痕跡すらなくまったく使えませんでした(笑)こういうこともある。
そしてホームセンターで購入してきたボルトとナット、スペーサー。
これだけで数百円してしまうので、コストパフォーマンス的にどうなのか疑問が残ります(笑)
板の加工
そして同じくアガチス工作材の3mmを使って同様に加工します。
実はイラスト部分はPNG形式で画像を書き出してやってみたのですが、いまいち綺麗に焼けませんでした。
こんどは裏面にSVG形式で書き出した画像を面にして再度彫刻します。
【今回のパラメーター】
彫刻 出力20% 速度135mm/s
SVG形式、面
こんどはいい感じで彫刻が進んでいます。
シール部の製作
ヘアライン銀艶のPETシールに彫刻をしました。こちらは以前実績があるのでパラメーターもだいたいわかっています。
【シール紙の彫刻パラメーター】
・出力20%
・速度100mm/s
こんな感じでカットができました。外周だけもう少し出力を上げてしっかりカットしてしまえばよかったかな?カットの場合はこちらのパラメーターでできます。
【シール紙のカットパラメーター】
・出力15%
・速度14mm/s
試作なので架空の大会用の楯ですが、作ってみると結構楽しい。新しいことをやっているときはワクワクしますね。
今回ヘアラインのシールを貼る位置の関係で丸穴が結構下のほうにきてしまったので、もう少し上のほうにしておけば傾きの角度がちょうどよかったのかもしれません。
そしてできあがった2種類の楯。板の場合はアクリル板やガラス板ならもっとカッコいいものができそうです。いずれにしても手元の加工機でこれだけの加工ができることが楽しすぎる!!
材料の選定から加工まで自分に選択権があるのってとても楽しい。実際に使うときまでにもう少し試作を繰り返し、いいものを作りたいと思います。
まだまだいろいろ試作は続きます。
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