エコキュート「HE-F37BQ」が突然の故障
冬・・・寒いのにお湯がでない!!
我が家のパナソニック製エコキュートが突然エラーコードH87を吐き出してお湯がでなくなってしまいました。(2010年製 HE-F37BQ)
この寒いのにお湯が出ないのは死活問題。サポートの電話で対応してくれた方がとてもいい方で、修理の手配も早く済み、早く修理をしてもらうことができました。ホントによかった。
サービスマン到着
サービスの方が到着し、早速修理開始。エコキュートの中身初めて見ました。中に発泡スチロールがどかんと入っているのは貯湯タンクの保温のためなんですね。
今回H87のエラーコードで表示されたのは赤丸部分の「給湯混合弁」の不具合によるもの。給湯混合弁はエコキュート本体で温めたお湯(貯湯タンクに入っている)と水とを混合して指定の温度にするもの。そのおかげでシャワーや台所では指定の温度でお湯を出すことができます。
そしてその交換前にはファンの方も念の為点検してもらいました。右下に水が垂れてサビがでています。今回は赤丸印のセンサーが断線しそうだということでついでに交換してもらいました。
内部のパイプが腐食して水漏れをすると、赤丸部分が思い切り変色してくるようです。水色丸部分は水滴が落ちて錆びてきています。
給湯混合弁の交換
サービスの方はとてもテキパキと作業を進め、今回の問題となる「給湯混合弁」を交換してくれました。(ちなみに、この作業前にはブレーカーを落とし、水道の元栓を締めていました)
サービスの方がもれなく持っている電動ドライバー、やっぱり持っていると便利そうですね。
そして、風呂給湯弁へ空気を供給する管に、本来はない水が入っていたので、風呂給湯弁も年のため交換することに。風呂への給湯と、シャワー等への給湯は弁が異なるので今回シャワーは水でも湯船にお湯が張れたんですね。
左(黄色丸)が風呂給湯弁、右(赤丸)が給湯混合弁。右の給湯混合弁だけの交換でもよかったのですが、さすがに10年経ってあちこちガタがでてきている状況を考えると怪しいところはついでに直したほうがいいよね。
2つの弁を交換し、お湯を出してみたらちゃんと温度が39度まで上がっています!こういうサービスのメンテ時にしか基本見ない裏メニューを見るのが結構好きです(笑)
今回は給湯混合弁が作動しておらず、お湯と水の混合ができなかったので温度が上がらずにエラーになっていたというわけです。
給湯混合弁のカウンターらしきものもちゃんと動いていました。これが交換前はお湯を出しても動かなかった(→混合弁が動作していなかった)。
お支払い
今回は結局3点を交換。
・吐出管サーミスター(ファン本体にある温度センサー)
・給湯混合弁
・風呂給湯弁
最初の電話では「2万円前後」と言われていましたが、ついで交換もあったのでちょっとだけ価格アップ。
ちょっとした出費にはなってしまいましたが、それでも直ってよかったです。
冬にお湯が出ないというのは、ここ特に長野県では死を意味します(大げさ)。エコキュートを入れ替えるとなるとおそらく40万円くらいかかってしまうので、今回はこれでよかったと思いましょう。
H87エラーが出た時の覚書き
今回このエラーがでてわかったことですが、お湯がでないとなるとかなり焦ります。ただ、すべてのお湯が完全に使えないことがわかったのは一つ収穫でした。
【H87エラー → シャワーや洗面所、台所のお湯は使えない】
・浴槽にお湯は張れた → お湯張りもできたし、お湯足しや追い焚きもできた
・食器洗い洗浄機は一応使える → 食洗機自体にヒーターがついているので、水の供給のみとなっても結構洗えるようです
「すべてが使えない」ではなくて、情報を切り分けて「使える機能もあるかも」と考えを切り替える必要があるのだとも思いました。トラブル時には冷静な対処が大切ですね。
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