ムスメが大事にしていたワンちゃんが骨折していた
下のムスメが大切にしていた・・・といっても最近は引き出しの中にずっとしまってあったワンちゃん。電池で動くタイプのものなのですが、久々に引っ張りだしてきたと思ったら「足が折れてる!」とのこと。
こういったワンちゃんの足ってまず直せないので、「さすがにもう捨てたほうがいいんじゃない?」という話をしたところ、なんとなくまだ捨てたくない様子。
そしてワ、ワンちゃん・・・そんなつぶらなお目々で見つめないで・・・。
ちょっと難しいかなあと思いつつも、ダメ元で修理をしてみることに。いったいどんな構造になっているのかも知らないので、とりあえずお腹を開けてみよう。
開腹手術開始
ワンちゃんのお腹。電池ボックスがついています。
電池ボックスはネジで止められているのかと思ってよく見ると、外周をホットメルトでくっつけている模様。これは溶かしてはずしたとしてもあとの接着が大変そうだ。
ということで、毛皮の縫い目を切開して骨を探します。メス!
糸のカットは太いカッターを使っていたのですが、デザインナイフを使ったほうが数倍ラクでしたね。先に使えばよかった。
確認したところ、足が折れているのは3箇所!!
前足は根本から折れてる。
後ろ足は2本とも途中で折れてる。
後ろ足はまだなんとかなるとして、前足はちょっと厳しそうだなという感じがしていました。
エポキシパテで修理
それではこいつを使って修理してみますか。エポキシパテ。
白と青をこねこね混ぜ合わせてから使うと、乾燥して結構な強度になります。
ホントは素手でやるべきじゃないらしいんだけど、付属のビニールは以前使って早速破れてしまった・・・。
色が混ざったので、いよいよ接合にトライします。
こんな感じで一応くっついた模様。これで一晩乾燥させます。
見た感じはキレイにできているんですが、実際どうなんでしょうか?
結果は・・・
失敗。
もともとこの足の材質と素材が違うようで、しっかりとくっついていません。
釘&エポキシパテ
こんどは釘を骨に当ててエポキシパテとあわせて使ってみる作戦。
・・・としてやってみたのだけど、やはりエポキシパテ自体がうまくくっつかないのでしばらくはよかったものの、すぐ壊れてしまった。
ネットで修理方法を探してみたら参考になりそうなものが。(先に調べろよ・・・)
木綿糸とゼムクリップで固定する方法が使えそうなのでやってみますか。
木綿糸&ゼムクリップで固定
重曹を使ったギプス法はちょっと難しそうだったので、ゼムクリップを切ってそれを添え木にし、木綿糸で巻く方法で試してみました。
せっかくなのでエポキシパテもそのまま利用します(笑)
そして木綿糸に瞬間接着剤がうまく染み込んで固くなり、これはうまく行きそうな予感。
木綿糸が接着剤を吸い込んで固くなるなんて考えた人すごい。
後ろ足は添える場所があるので比較的カンタンにくっついた。
問題は前足。これがうまくつくかどうか。
瞬間接着剤で固定→糸を巻くを繰り返しながらどうにか前足も接合。でも・・・強度は期待できなさそう。
それでもエポキシパテを使用していたときに比べてかなりしっかりした状態で治すことができました。
一応ちゃんと立ってます(笑)
実際に動かしてみました。ちょっとびっこひいてる感が痛々しい。(びっこひいてるって方言??)のお知らせ
痛い手術よくがんばりました。
ちょっとした延命処置でしかないかもしれませんが、ムスメが喜んでくれたのでよしとしましょう。修理・・・かなり苦労しました。
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