たくさんのTシャツのオーダー、どうしたらいい?
あるきっかけで筒けんのTシャツをたくさん欲しいというありがたいお話をいただき、急遽作成することに。先日ガーメント(布)プリンターで作ったTシャツを僕が着ていたのを見て、「あれがいい!」というお話になったようです。
無地の白Tシャツを購入し、ガーメントプリンターで印刷。
1枚から必要なだけ作成できるのが魅力ですね。
ところが、こちらのプリンターは大量注文には適していないため、今回のように50枚近くの枚数を印刷となると膨大な時間がかかります。そもそもアイロン→印刷→定着と工程が分かれているためで、1枚あたり10分くらいの印刷時間を見ておいた方がいいわけです。(慣れればもっと短縮は可能ですが)
色数が少なければシルクスクリーン印刷で印刷することでコストを抑えられますが、あいにくシルクスクリーンのキットは持っていないし・・・。
そんなこんなで業者さんに頼もうということになり、まずはデザインを直すことになりました。Tシャツは目的によりデザインを変える必要があるのです。コストも大事だし・・・。
コストを抑えたTシャツ印刷の豆知識
「デザインは当初(僕がガーメントプリンターで作ったもの)そのままでいいので、黒のTシャツがいいです」というリクエストがあったのですが、フルカラー印刷の場合、色のついたTシャツとは相性がよくありません。
そもそも、色の発色は白がベースになっているからです。黒地のTシャツににフルカラーで印刷をすると、デザインは真っ黒になり、柄も何もあったもんじゃありません。(下地の色に印刷した色が影響されて黒くなる。)
これを解決するにはフルカラーで印刷をする前に「白を印刷してベースを作っておく」作業が必要になります。つまり、白+フルカラーの印刷が必要になるため、コストアップになります。
色モノのTシャツに印刷する場合は、色数を少なくして印刷する方がベターです。
【主な印刷方法】
・インクジェット:少量印刷には向くが、枚数が多くなるとコストアップ
・シルクスクリーン:大量印刷に向くが、フルカラーの表現は難しい
【印刷色によるTシャツの色の違い】
・白地のTシャツ:フルカラー印刷向き
・色モノのTシャツ:特色(1色ずつ)の印刷向き
※但し、コストアップにはなるが、白を下に印刷することでフルカラー印刷も可
今回は黒地のTシャツが希望だったので、白1色での印刷を提案させていただき、シルクスクリーン印刷で表1色、裏1色にて業者にお願いすることにしました。
Tシャツ完成!
そしてできたのがこちら!
データの時点でもとてもよかったので、自分のイベント用にも、と多めに作ってしまいました。
Tシャツメーカーも今は新型コロナでイベントが少ない影響を受けて時短営業しているところがどうも多いみたいですね。そして納期がない中、大特急で対応していただき本当に感謝です。
そして袋入れをしてお渡しへ。
着心地が良い上にテンションがあがるTシャツができたのでとてもわくわくしています。
そしてこれを着てくれる方たちにも感謝!
少しずつ筒けんもグッズが充実してきたので、あらためてしっかりした体制づくりの必要性を感じています。
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