控えめに言わなくても隠れ家
「こんどNさんが美味しいところ連れてってくれるっていうからこの日空けといて」
いつも仕事先でお世話になっているYさんからいいところに連れて行ってもらえるとのことで仕事を朝のうちに猛スピードで片付け、同行させてもらった。
Yさんの仕事仲間と一緒にクルマに乗って一路北へ。
どこに行くかまったく知らされていなかったのだけど、着いたところは某温泉地の近くにある住宅街。
ん??なんかレストランとか食事処じゃないの??
外からみるとどう見ても普通の一軒家なのだけど、いい匂いは漂ってきている。
「ここです」と言ってNさんが家の中に招き入れてくれた。
クオリティの高い食事の数々に驚愕
なんでもNさんのサークル仲間の方の家で、以前は某スキー場で山小屋をやっており、そこで料理の腕を磨いたのだとか。あまりにもこだわりがすごいので引退してから何もしないのはもったいないと、サークル仲間に限って予約制で受け入れてくれているのだそう。
話によるとスキーに来た皇族の方にも出したことがあるそうな・・・すごい。
まずは漬物から。
味は薄めなのだけどしっかりした味わいがあり、ついつい手が伸びてしまう。
いやが上にも期待が高まってしまいます。
そして出てきたのがそばがき。
外側を揚げてあるのでパリッとしつつ中はもちもち。
そしてもうここにかかっているつゆのうまいこと。
なんでもつゆは大阪の黒門市場から材料を買って作っているのだそう。
いやー、ヤバイ。
おかわり欲しい。
思い出しただけでもヨダレがでますね(笑)
これたくさん食べたかった・・・。
そして運ばれてくるお膳。
え??
和から洋までいろいろなバリエーションがあって贅沢すぎる。
アボガドと刺し身がこんなに合うとは・・・。
海苔もネギも一切手を抜いていないのがよくわかります。
ビーフシチュー。
口に入れるとホロホロと崩れるほどやわらかく、つけあわせの人参がまたいい箸休めに。
右中央の巻物は肉でたけのこやらしそやら何やらいろいろと巻いて揚げてあり、いろいろな食感が楽しい。
右奥の黒いものはこんにゃくかとおもったら「エゴ」という海藻を煮て固めたものなんだそうで。
カブがまたなんでこんなにうまいのかと。
もうボキャブラリーの貧弱さで表現ができません(笑)
煮物。
たった6人の客のためにひとつひとつ丁寧に下処理して出汁もしっかりとって作っているのが素人目にもわかる。
わー、もうおなかいっぱいだー!!!
と思っていたら・・・
メインのそばと天ぷらがやってきた(笑)
いやいや、これどうしたものか。
そばは10割手打ち。
つなぎにこの地域特有のヤマゴボウの葉「オヤマボクチ」を使っているのだそうで。
聞いたことはあったけど初めて食べたなあ。
噛みごたえといい、噛んだあとのそばの風味といい、絶品。
僕もたまーにそば打ちますが、これはすごい・・・。
最初は塩で召し上がって下さいとのことで、塩をガリガリかけてから一口。
ナニコレそばも塩もウマー!!!
もうそばが光っていますね。
写真を撮り忘れたのだけど、つゆがまた最高に美味しくて、それだけで飲み干したいレベル。
常連のNさんはペットボトルを持参していて、ちゃんとお持ち帰り。
いやー、これは捨てるにはとてももったいない・・・。
もうお腹一杯だったのですが天ぷらも。
しその実がまたいい仕事してますね。
そしてデザートはコーヒーとチーズケーキ。
このチーズも手抜き一切なしですよ。
濃厚でパクパクいけてしまった・・・。
この品々を1人で作られているというのだからもう驚き。
しかもそれぞれこれでもかというくらい丁寧にこだわって作っているのでもはや芸術品を口に運ぶレベルでしたよ。
金額も申し訳ないくらいの金額だったのですがこれはヒミツで。
また行きたいけど・・・そうめったに機会はないかなあ。
NさんYさん、ありがとう!!
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