デスクトップレーザー加工機「beamo」パラメータに悩んでいた
先日届いたデスクトップCO2レーザー加工機「beamo」。
一応推奨の設定はあるものの、当然木材でも1mmもあれば5mmもある。布地といってもさまざまな布地があるわけで、いったいどのくらいの設定にすればいいのか途方に暮れていました。
なぜなら、焼き過ぎてしまうこともあって、ちょうどいい設定ってどうしたらいいんだろうと・・・。
ちょっと脱線しますが、材料の加工エリアは
横300 x 縦210mm x 高50mm
と書いてありましたが、ハニカムボードの長さは横300mmないことがわかりました。
試しにＡ４（297×210mm）の紙を置いてみると長手方向が飛び出します。
だいたい270mmくらいでしょうか。実際にはレーザーヘッドはハニカムボード外にも出るようなので、297mmの加工はできるようです。こんど一度試してみよう。
材料の彫り、切りテストができる
さて、初めての材料をカットする場合、一度テストをしておくとどのくらいの出力にすればよいかの目安がわかり、後の加工がとても楽です。
ファイル → サンプル で「材料彫り」と「材料切り」のテストができます。
カッティングステッカーを作ってみたかったので、シールをカットしてみました。
シールの場合、シール材のみをカットし、台紙（セパレーター）のカットはせずに残しておきたいところです。
上質55kgのシール紙をサンプルカットしたところ、右側は高出力すぎるｗｗｗ
さすがに出力６０％や５０％ではシールには強すぎて燃えるイキオイでした。
裏面もかなりのイキオイで燃えています。
唯一よかったのが「出力１５％」のもの。あとは速度も6mm/sだと台紙までぎりぎりカットされてしまうレベルで、ある程度早い速度でも問題ないことがわかりました。
一枚ずつシールを剥がして確認してみたところ、一番早い16mm/sでも問題ないくらいなことがわかりました。ただ、若干余裕を見ると14mm/sくらいがよさそうです。
続いてPET透明#50（50ミクロン）に挑戦です。高出力の部分は不要なので、データをデリートして出力してみたところ・・・
どうも別のデータをいじらないといけなかったようで、また高出力のところもカットされてしまったｗｗ
上質とPETだとPETのほうがゆっくりカットしないとダメな気がしていましたが、やはりパラメーターは出力15％、速度14mm/s～12mm/sで問題なさそうです。
まだまだ他の素材も試したいところですが、シールについては下記パラメーターで基本いけそうだということがわかりました。
【シール紙のカットパラメーター】
・出力１５％
・速度14mm/s
ただし、セパレーター（台紙）が白いときはこちらを参照。
カッティングステッカーをつくる
文字を入力します。（先にプレビューしてもＯＫ）
今回は輪郭をカットするのでこのままで良いのですが、彫刻の場合は文字の中を塗りつぶしたいので、その場合は「インフィル」をＯＮにします。
「インフィル」をＯＮにすると枠線でなく、普通の文字になりますね。
今回はカッティングなので輪郭カットになります。「インフィル」はＯＦＦで進めます。
材料をプレビューして出力を１５％、速度を14mm/sに設定して「ゴー」でいよいよカットです。（「ゴー」ってもう少し何かほかの表記なかったんですかねｗ）
カットが始まりました。あっという間にカットが完了。さすがレーザー。
今回はヘアラインのＰＥＴ銀蒸着シールをカットしてみました。
カスをとると文字だけ残ります。感動。
ここでミス発覚！！「tsutsu-ken.com」が正しかったのですが、ハイフンを入れ忘れたｗｗ
アホー、アホー！！
※カット自体は問題ありません、あくまでも内容の問題です。
仕方ないのでハイフン部分をカットして無理やり間にハイフンをねじ込みます。そしてマスキングテープを上から貼り付け。
マスキングテープに文字をくっつけて、セパレーターからはがしました。
雑なつくりだけど、まあ、最初だから（笑）
それでもカッティングシールになっています。（マスキングテープがちょっと斜めになったけど、まあ良いということで・・・）
貼り付けて剥がしてみました。ちゃんとカッティングシールになっています。ヘアラインのシールはカッコイイね。
これでカッティングシールは簡単につくれることがわかったので、どんどん作ろうと思います。
ひとつずつ、新しいアイテムを増やしていきます。
レーザー加工機は一気にDIYの世界を広げてくれました。
その後・・・
ちゃんとしたやつ作りました（笑）
注意事項！
beamoを使ってのレーザーカット時、PVC（塩ビ）のカットは有毒ガス発生などの理由で推奨されていません。今回は紙とPETのシールをカットしましたが、カットする材質は事前に確認しておきましょう。
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