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シールを同じ位置に貼りたい
自分が手掛けるニュースポーツ「筒けん」のロゴを新しくしたのに伴い、新しく作ったシールを筒に貼っています。
ところがこのシール、目分量で貼ろうとすると結構なズレがでて横に並べたときにシールの位置のバラつきが結構目立つということに気が付きました。ある程度「このあたり」という目安があればそれほどバラつきなく貼れると思うのですが、今後品質をある程度一定にしていくためにはこの点もしっかり考える必要がある!というわけで、シール貼り目安用の治具を作ることにしました。
データの作成
まずはIllustratorを使って設計図を書きます。土台部分を平らにしようかと思いましたが、そもそも筒を載せたら土台は穴が開いていようが関係ない。土台から部品も切り出すことにしました。そしてできたのがこの設計図。
ちなみに今回利用した材料はホームセンターで購入したこちら。
シナベニヤ版画板 厚さ4mm
当初MDF材5mmを利用するつもりだったのですがレーザーのパラメーターがなかなか思う結果にならず、うまく切れなかったのでこちらに。MDFは固くてなかなかカットが難しいですね。
カット開始
ファイルをSVG形式で保存し、beam studioに読み込ませます。
なお、カットのパラメーターは次のとおり
出力45% 速度4mm
※下の画像では「実行2回数」となっていますが、1回で止めました。
いよいよ加工開始です。こういった複雑なカットもレーザーならあっという間なので本当に楽。
「思いついたものがすぐに形になる生活」
beamo購入して本当によかった。
中のパーツをカットして、最後に外周をカット。簡単なプラモデル的なサムシングができました。
サンプルカットでは問題なく切れていたと思ったのですが、若干バリが残りました。もう1%出力を上げるか、1mmスピードを落とせばちょうどよい結果が得られそうですね。
組み立て
さて、それでは組み立てます。・・・といってもとても簡単な作業ですがw
2本垂直に伸びる細い板は、短い筒(筒けんショート)と長い筒(筒けんロング)それぞれの貼り目安位置を表しています。
こんな感じでまずは筒けんショートをセットします。手前のストッパに当たるように筒を置きます。
目検討よりもずっとシールの位置がわかりやすくできました。あとは目安板をもう少し筒に沿ってシールの近くまで来るようにするともっと完璧かな??または下の受け台を目安位置にしてしまえばもっとシンプルでよいのかもしれません。
まあ初めて作ったにしてはいい出来です。
筒けんロングも貼ってみました。ころころ転がらないし、貼りやすい。
使いずらい部分は治具を作ることで品質の安定が図れることがわかりました。
これで作業性も向上し、言うことなしです。
実はいま排気のダクトを網戸に向けているのですが、網戸を加工して屋外の部屋から少し離れた場所に排気できるようにしたいと考えています。これもbeamoでダクトの形状にあわせて加工すれば寸法ぴったりで作れるはず!
モノづくりのアイデアがどんどんでてきて楽しくて仕方がありません。
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