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長いこと長野県に住んでいますが、県外に住んだこともあります
大学生とその後就職してからの数年間は長野県外に出たこともありますが、もう長野県に戻ってきてもうすぐ20年近く県内で生活をしています。そして生まれは長野県上田市。人生のかなりの時間を長野県で過ごしています。
本業や副業、趣味などで「長野県」を紹介するとき、「長野」がいいのか「信州」がいいのか以前からとても悩んでいました。あるときは「長野」を使ったり、あるときは「信州」を使ったりと自分の中でも基準が持てずにぶれまくっていたのですが、最近ではある法則を見つけたので、その法則に従って人により伝え方を変えるようにしています。
実際「長野」と「信州」ではどっちがしっくりくるのでしょうか?
【信州派】長野県にずっと住んでいると、「長野」は「長野市周辺」という認識
僕はずっと上田市に住んでいますが、長野市に近いとはいえ、「長野」と言われると「長野市周辺」という感覚があります。
松本のことは「長野」とは呼ばないし、軽井沢だって「長野」とは呼びません。飯田市なんてもってのほか、「長野」とは呼びません。長野県全体を指したい時は総称として「信州」を使います。このほうがしっくりきます。
これが長野市周辺の人になるとまた範囲が狭くなってきて、たとえば長野市のおとなり須坂市にいると「長野」はやはり「長野市」のことだし、長野市でも篠ノ井地区など南部の人になると、「長野」は犀川を越えたもっと北の「長野市街地」を感覚的に指すようです。
やはり長野県全体を表す言葉としてしっくりくるのは、「長野」よりも「信州」なんです。
ただこれが長野県外の人に「信州」と言うと、いまいちピンと来ない反応をされることがよくあります。
【長野派】「長野県」=「長野」という認識
長野県外からやってきた人でほぼ「信州」と呼ぶ人は聞いたことがありません。「信州そば」などとても有名だと思うのですが、長野県外の人は上田市でも、松本市でも、ずっと離れた飯田市であっても「長野」と呼ぶ傾向が強いように思います。
そして長野県外から来て長野県内にずっと住んでいる人も、長野県のことを「長野」と呼ぶことが多いように感じています。どの時点で「信州」に変わるのかはよくわかりませんが、やはり県外の人は「長野」と呼ぶ人が圧倒的に多い印象です。
長野県外の人には「信州」よりも「長野」がリーチする
いままでの話はあくまでも自分の感覚的な部分ではありますが、それでも遠からずといったところだと思っています。この結論に達してからは、長野県を県外の人に紹介するときはいままで長野県を紹介するときに好んで使っていた「信州」を封印し、「長野県」または「長野」と伝えるようにしています。
パッケージのデザインなども「信州産」と書かれている物が多いのですが、長野県外の人にはたとえ松本や飯田でつくられたものでも「長野産(長野県産)」としたほうが刺さるのではないかと思っています。実際相談されたときにはこうやってアドバイスしています。
住むところが変われば認識も変わる。
みなさんのお住まいの地域ではどうでしょうか?
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