小学校2年生の担任をしている小学校の先生向け勉強会
僕の住んでいる街では小学校2年生でけん玉を支給され、冬の間にけん玉の授業に取り組む学校が多い。長野県内では1年生から2年生で「昔あそび」のくくりで「生活」の時間に冬の遊びのひとつとしてけん玉をするようだ。
小学校の先生もけん玉なんかやったことない先生が大半だろうに、授業で何時間もけん玉の時間を持たなくてはいけないなんてさぞや気苦労も多いことと思う。
興味があればいろいろ調べてやるだろうけど、やはり指導要領だってたいしたものはないだろうし、やれ「けん玉を授業でやってください」と言われても困るに違いない。
実際けん玉の時間をとるものの、適当にもしかめなどをやらせてあとは子供たち同士の取り組みにまかせているところもあると聞く。
細かい指導要領が(おそらく)ない状態だとそれもムリはないな、と思う。
呼んでもらえば教えに行くのだけど、決められた時間内にすべてを伝えるのはムリだし、たくさんの子供たちがいる中で一人ひとりに合った指導をするのは難しい。
少しでも指導をかじった人が増えてくれるとこちらもうれしいのだけど、なかなか興味を持ってもらえる先生を増やすこともままならない状態。
そんな中、学年ごとに地区の先生の勉強会があり、今回僕の地域の近隣小学校の2年生担任の方はけん玉を勉強することになった。
以前もなんどか先生向けの講習会をやったことはあるのだけど、体験説明的な部分が多かったので果たしてどこまで実践で役に立ったのか疑問。
今回はいままで以上に資料も用意し、先生方に少しでもわかりやすく、けん玉指導の虎の巻とも言えるものを作成してみた。
一つの技をやる上で徹底的に細かいところまで解説してみた
指導する立場に立ったときにやはりいちばん困るのは「技ができない子がどうやったら技ができるようになるのか」ということ。
「玉をまっすぐひきあげる」とか
「ヒザをしっかり曲げる」とか
けん玉の技の本にもコツは書いてあるのだけど、どれもこれもまだまだ抽象的だな、と思う。
さらに細かいところまで具体的に説明していかないときっとできない子には説明しても絶対にわからない。
けん玉を教えるときにどこがポイントなのか知っておくことで、細かい知識がなくてもある程度教えどころがわかるように今回は資料を作成してみた。
例えばこちらは「大皿」のやり方。
・足は肩幅に広げる
・けんを持っている側の足を少し前へ
・わきの下は軽く締める
・皿は「小さく前へならえ」くらいの距離でおへその前でかまえる1.垂らした玉が床ぎりぎりになるくらいまでひざを深くまげる。
2.ひざを伸ばす力を利用して玉を上へ。このとき腕でひきあげず、ひざの力を
利用する。
あがってきた玉を追いかけるように皿は玉の近くへ。
3.ひざを曲げながら玉が落ちてくるのにあわせ、皿を玉の近くで一緒に落ちながら
キャッチする。
まだまだ説明不足のところやわかりにくいところはあるのだろうけど、それでもここまで細かく説明しているところはそうはいない・・・はず。
写真は何年も前に撮影したもので、説明したいことを十分に表現できていない部分があるのだけど、それでもないよりはマシ。
今後写真も撮り直してさらに細かいところまで追求したい。
もちろんデザインも・・・今後は追求したいですね(笑)
技だけでなく楽しみ方もしっかり教えたい
けん玉はとかく「技」の追求ありきになってしまいがちなのだけど、けん玉を使った遊びだっていろいろある。
「たこやき一丁」や「けん玉つみき」などが代表的だけど、技だけでない楽しみ方もいろいろあることを知ってほしい。
体の使い方がどうしてもうまくいかなくてけん玉の技がどうしても苦手な子もいる。
少しでも「けん玉」の中で得意な分野を見つけて好きになってもらえたらな、とも思う。
けん玉の教え方、教えます
自分でけん玉の技をやるのと、人に教えるのとではこんなにもポイントが違うのか・・・と驚くことがいまでもある。
教えるポイントは当然自分で技をやるときに注意するポイントなのだけど、それを感覚的に理解していることが多く、言語化するということがとてもむずかしい。
何年も指導していく中で言語化が少しずつできてきているので「どうやって教えたらいいかわからない」、など指導で困ったらどんどん頼ってもらえたらな、と思う。
あとは講習会の時間内でどこまでわかりやすくコツと楽しみ方を教えられるか。
僕の力量にかかってくる部分なのでここは楽しい時間になるよう盛り上げてみるつもり。
指導に困った方、こちらのけん玉school HPからでもワタクシ個人のTwitter @shikasembei でもお問い合わせください。
基本長野県と近隣になりますが僕の師匠の三石先生、またはけん玉仲間たちが教えに行きます!
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