ずくトラ。ずくを出してトライする。
けん玉・筒けん・コマ

必要なことは「大道芸」が教えてくれる ~ たのしいけん玉教室のために

「楽しかった」「ためになった」心に残るけん玉教室を目指して

冬になると小学校でもけん玉を授業で扱うところが増え、小学校や児童センター、その他公民館、各種施設などからのけん玉教室の依頼が増えてきます。

ここ数年はずっと年間のべ100回以上はけん玉教室に携わっているのでかなり場慣れはしているものの、毎回人数も年齢層もレベルも違う環境のため、反省点は尽きることがないというのが実際のところです。

せっかくけん玉を手にしてこういった機会があるからには「楽しかった」「役に立った」という思いを胸に家に帰って欲しい。けん玉がぜんぜんできなくてちょっとキライになっていたけど、けん玉教室をきっかけに目覚めてしまったとか、コツを知ったらみるみるできるワザが増えて人生楽しくなってしまったとか、少しでも心に響いてもらえればよいなと思いながら毎回やっています。

先にも書いたように一つとして同じ条件はないので、毎回その場の雰囲気を感じながら臨機応変に内容は変え、進行しています。ネタをいろいろ用意していったけどそんな雰囲気ではなかったのでまったく別のことをやるなんてことは日常茶飯事です。

もともと自分は人前にでることが苦手で、人前で話をしようとすると頭の中が真っ白になり、さらには緊張でお腹がすぐ痛くなる人でした。

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そんな人間が人前で話をするどころか、けん玉を教えているのだから人生なにがあるかわからないものです(笑)

そして、人前で話をしながら少しでも「面白い」「惹きつけられる」トークをしようとしていますが、なかなかまだ実践できていません。それでも少しずつ自分なりに改良を加え、最近では子供たちとのかけあいを楽しむ自分がいることに少し驚くこともあるくらいです。

けん玉との出会い

昨日は松本城の氷彫フェスティバルにけん玉師の伊藤佑介さんが来ていたので観に(会いに)行ってきました。ステージ上からも声をかけてもらったりとなんだか有名人になった気分(笑)

けん玉を始めたきっかけは、もうかれこれ10年以上も前になりますが、あるイベントでけん玉師の伊藤さんのパフォーマンスを観てから。いまでは高校生になる息子がまだ保育園の年長のときでしたが、親子ともども「え??けん玉ってこんなにすごいことできるの??」と感銘を受け、近くにけん玉教室はないか探してけん玉学校の門を叩いたのがスタートでした。

その後子供よりもけん玉にハマってしまい、いまではけん玉学校(三石6段けん玉school)の事務局をやらせていただくまでになってしまいました。そしてけん玉をあちこちで教えるかたわら、筒けんを開発したりとますますけん玉沼にどっぷり浸かっています。

あのとき伊藤さんのパフォーマンスを観ていなかったら現在こんな状況にはなっていなかったので、間違いなく人生を変えた一人だと思います。

 

必要なことは大道芸が教えてくれる

僕はもともと大道芸を観るのが好きで、大道芸フェスティバルがあるというとあちこち観に行っていました。いまでは以前ほど時間をとるのが難しくなり、観に行く機会がだいぶ減ってしまいましたが、時間さえあればあちこち観まくりたいと思っているくらいいまでも大好きです。

大道芸のすごいところといえば

・さまざまな年齢層、人数、場合によっては国籍も違う中で人を惹きつけ、楽しませてくれる

・楽しい気持ちを増幅させて、明るい気分にさせてくれる

などがありますが、細かく言えばまだまだ言い足りないくらいたくさんの魅力があります。

特に毎回変わる環境の中で観に来た人々を惹きつけるだけでなく、まったく観ることを意図していなかった人にも興味を抱かせ、そこに人だかりができてしまう。もう「神かよ!」と思ってしまうレベルです。そしてその惹きつける魅力はもちろん「すごい技」「素晴らしい技術」だったりするのですが、それ以上にお客さんとのコミュニケーション能力の高さがあります。

どんなにすごい技を見せてもトークがつまらないとその魅力は半減してしまうし、逆にトークが面白いと魅力は何倍にもふくらみます。

コミュニケーションにもさまざまな種類があり、

・お客さんの反応を見ながら楽しい雰囲気づくりをしていく

・お客さんが何気なく放った一言を拾い、おもしろおかしく返す

・トラブルを逆手にとり、笑いに変えてしまう

など、どれも一筋縄ではいかないことを大道芸人さんたちはこともなくやってのけます。(さすがプロ)

けん玉を教えるときや、ちょっとしたパフォーマンスを見せるときにもいままで観た大道芸のちょっとした一コマを参考にさせてもらって活用することが実は多かったりします。

人前でいま自分がけん玉を教えているスキルは大道芸に教わったといっても過言ではありません。

もっと大道芸を観よう

教える側になっていることもあり、いまの自分は純粋に楽しむよりもいろいろなお客さんとのやりとりや、間のとり方などを勉強させてもらっているほうが多いのかもしれません。それでも大道芸はやっぱり楽しい。

人前で何かを教える機会がある人は是非いろんなパフォーマーさんの芸を観るとよいと思います。けん玉だって何もすごい技ができればそれで素晴らしいけん玉教室ができるわけではない。「ピピッ!」と来たパフォーマーさんを研究して、自分のオリジナリティを加えることでより楽しい教室ができることウケアイです。

最近自分も大道芸成分が薄くなってしまったのでもっともっと補給したいと思います(笑)

 

↑大道芸を観るときに超便利なアイテム。これがあると長時間でも疲れません。

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