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布プリンターを体験する機会キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
リコーの布プリンターを使わせてもらえるというので体験を。
布への印刷というと今まではシルクスクリーン印刷が定番でしたが簡単になったものですね。
衣類にも容赦なくインクジェットの波が押し寄せて来ています。
ちなみにガーメントとは「衣類」という意味なのだそうです。
もう少しわかりやすい(馴染みやすい)名前つければいいのにw
シルクスクリーン印刷と今回のインクジェットの特徴はというと、ざっくり言って
【シルクスクリーン印刷】
・版が必要
・色の掛け合わせやグラデーションなどの細かい表現は苦手
・大量印刷向き【インクジェット(布プリンタ/ガーメントプリンタ)】
・版は不要(データから直接印刷)
・フルカラーでグラデーションなどの細かい表現も可能
・少量印刷向き
という感じでしょうかね。
いろんな種類のものをたくさんつくりたいときはインクジェットが圧倒的にコストも安いし簡単です。
さて、こちらがウワサのガーメントプリンター
今回使用するのはリコーの Ri100。
ここに熱を使ってインクを布に定着させるRh100という仕上げ機をあわせて使用します。
RICOH Ri 100 ガーメントプリンター![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_130300.jpg)
写真上がRi100、下がRh100。
まずはRh100を使って布地に下処理
まず、布地のシワを伸ばしてきれいなプリントをするために下処理を行います。
今回はトートバッグを印刷。
専用のカートリッジにセットします。
A4サイズのものとB5サイズのカートリッジがありましたが、今回はA4のものを使用。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_134157.jpg)
カバーを被せると布地が伸びてピンとしますね。
これだけでもよさそうに見えますが、これから熱を加えます。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_134205.jpg)
Rh100を予熱して170度にしたらトレイをセットします。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_134226.jpg)
カバーを閉めたらレバーを左に倒して30秒間の予熱スタート。
これでシワを伸ばします。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_134236.jpg)
30秒経過。布をセットしたトレイを引き出します。
安全装置が付いているので、「解除」ボタンを押さないとカバーが開かず、安心設計。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_134313.jpg)
いよいよ印刷
Rh100の上段にあるRi100にカートリッジをセットします。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_134326.jpg)
印刷データを作成
印刷データはあらかじめイラストレータaiとjpg画像の2種類を用意していきました。
イラストレータからももちろん出力できるそうですが、今回は簡単だというjpg画像からの出力を。
デザインソフトウェアの「こだわりデザイナー」から進みます。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_133905.jpg)
ここでバッグへの印刷仕様を決めていきます。
「トートバッグ」「薄い」「A4」「タテ」の4項目を設定して「デザインをはじめる」
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_133911.jpg)
USBメモリにデータを入れていったので、「画像を選択」から画像を選びました。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_133921.jpg)
選択すると画像の取り込みが完了。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_133939.jpg)
A4サイズのところにどのように画像が配置されるかイメージがでていますので、よければこれで「印刷」。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_133947.jpg)
データが機器(Ri100)に送られます。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_134338.jpg)
データが送られるとスタートランプが点きますので、スタートボタンを押すと印刷がスタート!
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_134342.jpg)
カセットが中に吸い込まれていき、印刷がスタートします。
音が静かだしスピード結構速い。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_134346.jpg)
じゃ~ん!印刷できました!!
ただ、作業はここで終わらずに後処理行程に進みます。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_134513.jpg)
布にインキを定着する
インクジェットで出力したままだと洗濯で色が落ちてしまいます。
そこでプレスをしてインキを布地に定着させます。
再び下のRh100にカートリッジをセットし、こんどはレバーを右に倒して170度で3分間。
できあがりが待ち遠しい!
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_134737.jpg)
洗濯堅ろう度試験(JIS L0844)4級を取得
なんとこのインキは洗濯堅ろう度試験4級を取得しているのだとか。
50℃の石けん水にRICOH RI 100で印刷した布地を入れ、洗濯試験機で30分間洗濯し、水で2回すすぎ、その後に乾燥させる試験なのだそうです。
他のTシャツ同様に洗濯を繰り返すと少しずつ色は落ちるとのことですが、洗濯もできる安心感は違いますね。
仮想通貨トートバッグも試しに作ってみた!
とりあえず数種類の印刷を試してみましたがなかなか良いです!
jpg画像だったので輪郭のシャープさが心配だったし、発色もどうなんだろうと正直思っていました。
![](https://zukutora.com/wp/wp-content/uploads/2018/06/W500Q75_IMG_20180608_141045.jpg)
ってか、これ、実用レベルで普通に使えね??
印刷クオリティ結構高めで結構びっくりしました。
布地の色が少し黄色いので発色という観点でいくとちょっと落ちますが、布が真っ白だったらかなり良い発色だと思われます。
まあ、インクジェットだからそりゃあ発色いいよね、普通・・・。
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とりあえず自分で楽しむ用で作りましたが、ロゴがもし自由に使えるのなら少し量産してしまおうかなあ。。。
誰かロゴ仕様規定教えて・・・
普通に買うと40万くらいかかるそうですが、これ、アリですね。
欲を言えば白を印刷できる仕様にしてほしい。
布地の色がついている場合はどうしても布地の色に影響されてしまうので濃い色の布への印刷には不向きなんですよね。
CMYK+白の5色仕様なら即買いレベルです。これ。
なお、Tシャツへの印刷もできるので、こんどはTシャツ印刷にもチャレンジしてみたいと思っています。
値段が厳しい・・・という人は単色印刷用になりますがシルクスクリーン印刷もアリですね。
ただ製版機が必要なのが玉にキズ。シルク印刷屋さんなどで製版だけしてもらうのも方法の一つです。
こっちも気になる
実はブラザーのスキャンカットの体験もできるので、今度やってみようかなと思っています。
スキャンカットは文字の輪郭カットが簡単にできる。
カッターで精神を消耗しながら輪郭を慎重にカットしなくても美しくカットができるんです。
これ、5万円しないので一台持っておいてもいいレベルじゃないですか?
最近では業者に頼まないとできなかったことが個人で簡単にできるようになってきたのでホント楽しいですね。
業者はプラスアルファの価値を提供できないと今後淘汰されるなあ・・・。
素人もプロに近い価値が提供できるようになる時代。
商品知識とそれを実現する機械があれば世界が変わる。
ワクワクします。
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