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焼き芋をしよう
我が家の家庭菜園でとれたサツマイモ。


まだ試し彫りの段階なのですが、もう焼き芋をしたくてたまらない息子のリクエストにより急遽焼き芋をすることにしました。
焼き芋をするにあたって、実は先日河原で火起こしのまねごとをやっていたんです。

河原に落ちている木で火が起こせないかとあれこれやってみたのですが、若干熱くはなるものの煙がでるまでにはいかず・・・。(手もケガしたw)
自分でおこした火を使って焼き芋をする
なんというロマン!!
火起こしができれば、もし無人島で一人になってもどうにか生き延びることができるに違いない!
これはやってみる価値がありそうだ!と、ライターやマッチを使わずに火を起こして焼き芋をすることにしました。
ちなみに、もし無人島に「火をつけるアイテム」としてひとつだけ持ち込むことができるとしたら何を持ち込みますか?
セリアのファイアスターターにトライ
100円ショップのセリアは最近アウトドアグッズが充実していて、そこにファイアスターターがあるのをご存じでしょうか?実はこれで火をつけてみたくて購入していたんです。

使い方を見ると、マグネシウムの棒を削ってマグネシウムの粉末を燃やすものにふりかけ、そこに着火させるというものなのですが・・・。

まったく点かねえ・・・

やり方が悪いのだと思いますが、煙すら出すこともできず、断念しました。
あとで動画を見てみたらもう少し根気よくやらないとダメみたいですねw
火起こし器をつくる
やはり火を起こすには火起こし器。幸い材料は家にあったのでそれを使って火起こし器を作ってみることにしました。竪穴式住居(復元)などでたまにやってる火起こしワークショップでやるアレです。
材料はこんなもんか。

円盤をつくる
まずは円盤となる部分を作ります。
中心を出して、最大の円が描けるようにします。

コンパスで丸を描いて、中心に目印をします。今回の材料では半径が約5cmちょっと。

中心に差し込む棒の太さは14mm。

14mmの穴を空けようと思ったら、ちょうど14Φのドリルがないw
仕方ないので12Φで穴を開けて、穴を広げる作戦にしました。

雑だけどなんとか丸棒が通る大きさまで広げました。

ここからはジグソーの登場。雑でもかまわないので、丸くカットします。
ジグソーで曲線を切るのってワクワクします。

綺麗な正円であるに越したことはありませんが、多少凸凹しても問題なし。

カット完了しました!

あとはディスクグラインダーで面取りをしてきれいにします。
このレベルで全然問題なし。

円盤に丸棒を差し込む
続いて、円盤に差し込む丸い棒をカットします。今回は60cmにしました。

先になる部分は最初カッターでちまちま削っていたのですが、めんどくさくなってディスクグラインダーを使います。

作りながら「電動ドリルに木の棒を取り付けて火を起こしたら超簡単なんじゃないか」という案がでてきましたが、それをやってしまうとこの火起こし器の全否定につながりそうなのでそっと心の中にしまい込みました。
丸棒をいよいよ円盤に差し込みます。10cmくらい入れようかと思っていたのですが・・・

結局8cmで落ち着きました。(適当)

取っ手部分の作成
手で持つ部分を作ります。長さは40cmにしました。

14mm丸棒がスムーズに回転するための穴なので、15mmではきついだろうなーと思いつつ15mmで穴開け。やはりきつかったのでここから少し広げました。

紐の取付け
紐は以前100円ショップで購入したもの。太さを測ったら2.2mmでした。

3mmで丸棒と取っ手の板に穴を開けて紐を通します。あと少し!
糸通しにはけん玉でも使っている細い針金を使った糸通しを使用しました。

じゃーん!!完成!!適当に作った割にそれっぽい!!

火起こしチャレンジ
いよいよ火起こしに挑戦です。以前火起こし体験した記憶を頼りにVカットと、丸棒の先が入る穴を作ります。丸棒の先が入る穴はインパクトドライバーのプラスドライバー部分を当ててぐるぐる回すといい感じに!
あとは火をつけやすくするために麻紐をほぐしておきます。

そしていよいよやってみたのですが・・・いまいちうまくまわりません。

やり方が悪いのではないかといろいろ試しましたがやっぱりうまくまわらない。

修正
少し試してみて、円盤の重さが足りないために遠心力が不足しているのがわかりました。急遽円盤をもう一枚つくって足してみました。

火起こしチャレンジ2
こんどはよさそうです。

円盤を2個に増やしたことで重さも遠心力も安定して格段にやりやすくなりました。

黒い粉がでて焦げた匂いも。これは期待できそうです!!

しかしなかなか火がくすぶるまでうまくいきません。場所を変えながら何度もチャレンジします。

やってみてわかりましたが、穴が深くなってくると摩擦が大きすぎて棒がまわらなくなるため、ある程度穴が浅い段階で火をつける必要がありそうです。
そしてVカットはよく考えられていますね。木の粉が下に落ちるようになって、着火した火が消えにくいようになっています。(着火してないけど)

汗だくになって交代しながらチャレンジしたのですが、煙は出るものの着火するまでに至りません。火起こしって難しい。

秘密兵器登場
膠着状態になってきたのでここで秘密兵器登場。虫眼鏡でさらに太陽の光を集めて着火を促します。

そして疲れて虫眼鏡オンリーに。

太陽のチカラ、すごい。

このあと、黒い紙を置いて虫眼鏡で集光していたら見事に着火しました!

そして無事ロケットストーブへの点火成功。


ロケットストーブは少ない燃料で火力が強いのが魅力。煙も少ないので手軽です。

火の番をしつつ芋の状態を見ます。

そしてできあがった焼き芋!ねっとりとして絶品の甘さでした。

もし無人島に「火をつけるアイテム」としてひとつだけ持ち込むことができるとしたら
今回火をつけるためだけに炎天下の下、3時間ちかく費やしました(笑)
いつもなら簡単に点けてしまう火も、いざ熾すとなるととても大変。
火はとても貴重だということがとてもよくわかりました。
なお、火起こしキットを作るのが大変!という人は、市販のキットを購入することもできます。
こんな火起こしもあるんですね。
もし無人島に「火をつけるアイテム」としてひとつだけ持ち込むことができるとしたら僕は・・・
虫メガネを持ち込みます♡
火起こし器大変すぎた・・・w

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