ずくトラ。ずくを出してトライする。
子育て

初心者のスキー練習には奥ダボスがオススメ!菅平高原ホームの自分が子供にスキーを教えたノウハウを書いてみる

ムスメの友達(小1)が先日スキーに行ったときの話

近所に住むムスメの友達が先日初めてスキーに行ったそうで、お父さん(スノボオンリー)とお母さん(スキー初心者)がなんとか教えようと試みたものの、そのお兄ちゃんもあわせてまったく滑れず途方に暮れてしまったという話を聞きました。

かく言う我が家は4人の子供(中3~小1)を抱えていますが、3歳のころからスキーに行っているので家族全員がいまでは普通に滑れるようになっています。

まったく予定していなかったのですが、天気もいいし時間もちょうどできたのでムスメの友達を誘ったところ「行く!」とのことで急遽ホームゲレンデの菅平高原に行ってきました。

実は誘ったのが朝9時過ぎ。11時にはゲレンデに立っているという・・・。上田市の自宅から40分で行ける菅平高原は気軽に行けて、僕も小学生の頃から慣れ親しんでいる大好きなゲレンデです。

持ち物

スキーに行く時僕はいつも

スコップ

を必ず持っていくようにしています。

これいつも不思議がられるのですが、車を駐めるときに

「ビミョーなスペースが空いているんだけどこのままだと雪があって駐められない」

っていうケースが結構あるんですよ。

スコップを持っていくとその邪魔な雪をどけて車1台分のスペースが確保できるということが意外にあるんです。

駐車場がなくて困っていたところをこのスコップのおかげで駐めることができた経験は数知れず。いまでは僕の中では必須アイテムです。

服装

よく言われることですが

「3つの首(首・手首・足首)を温めることが大事」

というのはスキー場で特に痛感します。

その中でも特に盲点なのが「手首」

いままでの経験上手首が露出しているがために身体が冷えてしまい、イヤになってしまうことがよくあります。

我が家は手首を露出しないようにしっかりガード。

袖の長い手袋を使ったり、手首用の防寒インナーを使うことで手首が冷えるのをしっかり防ぎましょう。

 

ウエアと手袋にスキマができてことあるごとに肌が露出してしまうと体温が奪われ、すぐに身体が冷えてしまいます。

首はネックウォーマーでしっかりガードします。

足首はブーツを履いているのであまり冷えることはありませんが、首と手首をしっかりガードすると暖かさがまったく違います。

そして安全のためにはヘルメットも着用したいところですね。

昔は毛糸の防止ばかりでしたが、最近ではヘルメットをかぶってスキー・スノーボードをする人がだいぶ増えています。

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菅平の中でも奥ダボスゲレンデがオススメな理由

その1.奥ダボス専用の安いリフト券がある

毎年子どもたちが小学校でもらってくるのですが、奥ダボスは菅平高原スキー場の中でも運営会社が違うらしく、奥ダボス限定の安いリフト券があります。

これを使うと小学生以下リフト無料だけでなく、大人は1日券3000円、しかも1000円分の食事券がついてくるという神対応!

つながっている隣の表ダボスや裏ダボスなどのゲレンデに行くことはできませんが、奥ダボスにある3本のリフトを目一杯利用することができます。

 

ちなみにこれは2018-2019年の奥ダボス限定のチケット料金ですが、奥ダボス限定だと一般の方でもかなり安く利用できます。(ダボス・太郎エリア限定や菅平オールエリア券など他のリフト券もあります。)

その2.フード付トリプルリフト

奥ダボス第一トリプルリフトは3人乗りの高速リフトですが、菅平唯一のフード付リフトです。

・乗り降りの際にスピードがゆっくりなので怖くない
・高速リフトなので移動が速い
・フード付なので寒くない

という三拍子そろったリフトなのです。

その3.ゲレンデがなだらか

菅平高原にも初心者用のゲレンデはいくつもありますが、奥ダボスゲレンデは

ほどよい斜面ほどよい長さのバランスが絶妙だと思っています。

リフトを降りるとリフトを横目に広々とした緩斜面がつづきます。

正面には菅平のゲレンデの数々。天気が良ければ遠くに北アルプスや噴煙をあげる浅間山を観ることが出来ます。

途中、コースを右手にとり、さらにすすみます。

ひとつ注意したいのは、

リフト沿いにまっすぐ行ってしまうとそのまま中・上級者コースに突入してしまうこと。

中級者以上であれば良いですが、初心者にはきついコースになります。

リフトを降りたら右手にあるフェンスを目視しつつ右寄りにコースをとりましょう。

 

途中90度コースは左に曲がります。

若干斜度がありますが、大回りしていけば初心者でもまったく問題のないコースです。

写真ではわかりにくいですが、左側は段々のデコボココース、右側は一定の斜度のコースです。

少し慣れると子どもたちは左側のデコボココースが大好き。

このまま下るとまたリフト乗り場に合流します。

慣れてきたら第二リフトや第三リフトに乗って気分を変えるのもいいですね。

 

なお、他のゲレンデの初級者コースでも良いのですが、特に林間コースは狭いので慣れるまではオススメしません。奥ダボスが斜面にしても広さにしても一番バランスがとれていると思うんですよね・・・。

その4.雪質が最高

菅平高原は長野県内でも屈指の雪質が良いゲレンデですが、菅平の中でも奥ダボスは標高が高いので雪質がサラサラです。

他のスキー場に行くとまず感じるのが雪の重さ

菅平に慣れていると他のスキー場の雪の重さが想像以上に足に負担になります。

そして重い雪は引っかかるので初心者には条件が厳しくなります。

いざコースへ

リフトは外側に

リフトに乗る時には

初心者は外側に乗るのが原則。

内側だとリフトを降りる時に圧迫感があり、外側のほうが楽に降りることができます。

万一転んでもすぐに逃げられるという点も押さえておきたいところです。

右側には経験者がつき、乗る時、降りる時のサポートをしてあげると安心です。 

板がはずれたときの履き方と起き上がり方

初心者はとかく転んで板がはずれるもの。

平らな場所では良いですが、斜度のある場所では板の向きを考えて履かないとうまく履くことができません。

【転んで板が外れてしまったら】

・板を斜面に対して直角に置く
・谷足を先に履き、そのあとで山足を履く

これを知らない人が多いので、必ず斜面に対して直角(垂直)に板を置き谷足から板を履くことを口を酸っぱくして伝えます。

転んだときも必ず斜面に対して板を直角にして板を揃え、山側に手をついて起き上がれば楽に起き上がることができます。

 

そしてもう一つ、新雪のフカフカの場所で板がはずれてしまったら、圧雪されているところまで移動するか、雪を足で踏み固めて平らにしてから板を履くとずっと履きやすくなります。

初心者がスキーを始めるときの便利グッズ

ボーゲンマスター

「板をハの字にして!!」

初心者に向かって板の先を揃えて滑りなさいと「ハの字」を連呼するのはお決まりですが、板の先にこのボーゲンマスターをつけることで強制的に板がハの字になり、安定して滑ることができます。

スピードの調整は先を支点に板の後ろを開くだけなのでとっても簡単。

うちの子どもたちもかなりお世話になりました。

 

 ハーネス

これを初めて使ったときは「なんて画期的な道具なんだろう」と感動したのを覚えています。

ハーネスを使って後ろで速度調節をすることができます。

 

 

自分がボーゲンで滑って抱きかかえながら滑るのは自分も足腰が疲れるし、滑っている本人も抱きかかえられていることで自分でバランスをとろうとしないためなかなか滑れるようになりません。

その点ハーネスを使えば自分の足でしっかり立って滑るのですぐに上達します。

ハーネスは後ろの人がロープを腰に引っ掛けることで両手を空けて滑ることができるのも良いポイントなんですよね。

 

ちなみにこんな形でハーネスもどきを手づくりして使うのもアリです。

真ん中の布の部分を前を滑る子供のお腹に当て、輪っか部分を手に持つか自分の腰に引っ掛けて速度調節します。

ちなみにこれは某イベントで使用した不織布ハチマキが使われずにあったので縫い合わせて丸くし、真ん中にバンダナを縫い付けたもの。

以前ハーネスが我が家にあったのですが、もう必要ない!と思って処分してしまったのでありあわせのものでハーネスの代わりにしてみました。

これでも十分使えましたが、あまりカッコはよくない(笑)

滑るときはヒザを曲げて腰を落として

初心者がありがちな姿勢に

・棒立ちになる
・重心が後ろになる(後傾)
・視線がすぐ下になる

があります。

・ヒザを曲げて重心を落とす
・スネの部分に体重をかけるイメージで
・視線は遠くを見る

に注意するだけでかなり滑れるようになります。

なんだかけん玉の指導のときに「ヒザ曲げて!」って言っているのとダブリましたがやっぱりヒザを曲げて重心を落とすのって大事なんですね。

あとは「丸太を抱えるイメージ」で滑ることも意識させるようにしています。

もともとムスメの友達も運動神経がいいのであっという間に上達して普通に滑れるように。

 

そして我がムスメは飛ばす飛ばす(笑)

思いがけずも結局リフトが止まるまで滑ることになりました(笑)

二人とも一日楽しかったようで大満足。

僕も楽しめましたが疲労困憊でした(笑)

 

菅平高原の奥ダボススキー場はホントオススメです。

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