レーザー加工機で箱をつくりたい
先日大会での賞品としてアクリルで楯を作成したのですが、その時に箱が無いことに気が付いて手作りしました。
ところが1個作るのにもすごく時間がかかるし、底と蓋との寸法調整がなかなか難しくてちょっと蓋と底がキツイ箱になってしまいました。せっかくの賞なのにそれではもらった方はちょっと残念。やっぱり箱もきちんと作れるようにしておかないとと思いを新たにしたのでした。
厚紙をカットするパラメーターを調べる
今回厚紙をカットするにあたり、どのくらいの出力とスピードで加工したらいいのかまったくわからない状態。まずはパラメーターを調べる作業からスタートです。
少しずつパラメーターの数値を変えながら切れ具合を試していきます。
出力40%の速度20mm/sがいい感じでした。
出力35%だと微妙にカットされない状態で残りますね。
ちなみに今回使用している厚紙の厚さは約0.7mm。
いざ箱をカットしてみる
Illustratorで箱の展開図を描き、カットしてみることにしました。ちなみに折り目の部分は出力を弱くしてスジ押しと同等の効果にチャレンジです。
初回試作時のパラメーター
・カット 出力40% 速度20mm/s
・スジ押し部 出力20% 速度50mm/s
パラメーターを決めていざ加工です。スジ押し部のパラメーターがどう出るか。
手でカットしようとすると、外周のカットが思いのほか大変なのですが、レーザーで加工すればあっという間。
じゃじゃん!!カット完了です。
ところがスジ押し部のレーザーが強すぎて思った以上に切れてしまっていました(汗)
こりゃダメだ。
いざ本番
その後少し部分的なカットなどの試作を繰り返し、もう少し精度を上げたパラメーターに。
本番のパラメーター
・カット 出力40% 速度15mm/s
・スジ押し部 出力10% 速度60mm/s
フタ部分はカットとスジ押しで1分43秒。
スジ押し部分は順調に終わり、外周のカット。このスピードでカットできるのはいいなあ。
そしてカット完了。いい感じです。
両面テープをつけて組み立てます。
蓋と底の両方を作成し、箱が完成!フタを一回り大きく作らなくてはいけないのですが、大きすぎても小さすぎてもダメ。最終的にこの大きさ調整がなかなか難しいなあと思いました。
底に対して5mmくらいは蓋を大きく作ってもよさそうです。
この箱のベースがあれば和紙を切って貼り箱にすることもできるし、フルカラーで出力したシールを全面に貼って全面にデザインを施した箱も作ることができます。
貼り合わせるとまた紙の厚さが変わるのでフタ部分をどれくらい底に対して大きくするのかが難しいところですが・・・。
このあたりは数を作ることで少しずつ経験を積んでいく予定。
箱も自分で作ることができるようになりました!そう、beamoがあれば。
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