ずくトラ。ずくを出してトライする。
思うこと

大道芸フェスティバルを楽しむ ~ 客いじりは愛が大事

9月の第一土曜日は大道芸の日

9月の第一土曜日といえばながの大道芸フェスティバルの日。

この土曜日だけは仕事もいれずに必ず空けているのはここだけの話。

子供たちの用事が終わり次第クルマをとばして長野にかけつけた。

 

長野県パフォーマー健山さん

もうかれこれ10年以上彼(彼女?)の芸を観させていただいていますが、ここ数年ヲタアイドル系のキャラになって突き抜けてからどんどん面白さが増している気がします。

やっぱり自分が楽しみつつ観客も楽しませるスタイルは最強な気がする(笑)

 

作芸人磨心(さうんどましん)さんよ永遠に

長野大道芸フェスティバルに最初からかかわり、先月不慮の事故で他界された作芸人磨心(さうんどましん)さん。

追悼コーナーが設けられていました。

この雨も悲しみの雨なんでしょうか。

昨年はフィナーレで各芸人さんと「触れ合う」ということで率先してみんなを鼓舞していたのが印象的。まさか帰らぬ人になってしまうとは。

残念です。

雨によりアーケード下に移動

途中から降り出した雨によって権堂のアーケード下に移動。

混乱する中でもものすごい観客を集めるZANGE(ザンゲ)さん。

さすが実力派のパフォーマーです。

なんとこのあと雨が止み、ZANGEさんのあとパフォーマンスする予定だったこちらも長野県出身のパフォーマー、サンキュー手塚さんが急遽もとの場所でやることが決定。

大慌てでせっかく移動した荷物を再度もとの場所に戻すという大移動・・・。

同じく大道芸を見に来ていたジャグリング仲間と移動のお手伝い。

もうパフォーマーも観客も大混乱。

スケジュールもめちゃくちゃになってしまったので帰ってしまう人も続出(汗)

パフォーマンスポイント、人がいない(笑)

それでもさすがのサンキューさん、がっつり観客を集めて温かい笑いの空間を作っていました。

何度でも安心して観ていられる大道芸ですね。 

関西の実力派パフォーマーZANGE(ザンゲ)さん

そこそこ人も再び集まっていたパフォーマンスポイントですが、さすがZANGEさん。

あっという間にものすごい人を集めてしまいました。

どれもこれもハイレベルな技に加えてこちらが見ていて痛くなってしまうような軟体技など息つくヒマもありません。

時間があっという間でホントおもしろかった・・・。

 客上げは愛が大事(ここからはグチもあるので読まなくていいです)

 

 

 

ここはちょっと思ったことを。

僕が今回初めて観るパフォーマーさんのパフォーマンスを観ていた時にウッカリ客上げされたんですよね。

※客上げ:パフォーマンスの途中に観客をステージに引っ張り出して一緒にショーを行うこと

いままで何度も大道芸を観に行っているので客上げされたことは何度もあるのですが、今回の客上げはちょっとひどくてですね。

パフォーマーさんがツンデレキャラなのか(デレはないか・・・)Sキャラなのかとにかく命令口調なんです。

椅子に座れと言っておいて「いつまでも座ってないでそれ(クラブ)持ってきて」とか、他にもたくさんあったのですが客をイジることで笑いをとろう的な意図があったんでしょうね。

全然おもしろくないのにこっちもやっていてホント腹がたってきてしまいました。

頭に来たので途中で帰ってやろうかとも思ったのですが、他のお客さんのためにもパフォーマンスをぶちこわしてもいけないので笑顔を無理やり作って対応していましたが、笑えない客いじりの度がすぎていて胸糞悪いまま席に戻りました。

あとで子供たちも「あれは見ていてホントに腹がたった」と言ってくれたので救われましたけどね。

僕はそれなりの回数大道芸を観ているので(作り)笑顔で対応しましたが、中には本当に怒る人いるんじゃないかなあ。

初めて大道芸を観にきていて、こんな対応をされたら「何だ!大道芸ってこんなものか、二度と観るか」って思われても仕方ないレベル。

僕もしばらくムカムカが収まりませんでしたよ。

 

思ったのは客上げした人をいじって笑いをとり、その人が胸糞悪い思いをしても他の観客が笑ってくれればそれがOKなのかということです。

クラウン(ピエロ)なんかはよく客上げした人を面白おかしくいじって笑いをとる、ということをよくやりますが、あれはあれで愛があるんですよね。

今まで観たいろいろなパフォーマーさんも客上げしたあとにいじってもそのあとのフォローがかならずあるし、ちゃんとお客さんには最大限の配慮をしているところが見て取れます。

お客さんが参加することで一体感が生まれ、さらに楽しくなるケースがほとんどなので客上げ自体を否定するわけではないのですが、やり方はすごく考えないといけないなあと思いました。

 

大道芸はみんなに笑顔を与え、ときには力も与えてくれる存在だと思う

大道芸は単なる技を見せる場ではなくて、観てくれている人に笑顔や勇気、そして力も与えてくれる存在だと僕は思っています。

一大道芸ファンとしてやっぱりみんなが「楽しかった!」「よかった!」と思えるパフォーマンスが観たい。

以前もとある大道芸フェスティバルで自販機の上に登り、缶ビールを半分に折って穴から吹き出したビールを飲むのを「世界一カッコいいビールの呑み方」なんていうのをみたことがありますが、そこまで品位は落としてほしくないかなあ。(そのとき地面はビールでぐちゃぐちゃ)。芸でもなんでもない。

世の中いろいろな考えの人がいるので、僕の考えがすべて正しいとは思わないけどやはり深く考えさせられたパフォーマンスでした。

他のパフォーマンスが素晴らしかったので楽しい思い出にはなりましたよ。

おわり。

 

 

 

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