日本はマネーリテラシーをつけるためには自分で勉強しないといけない
何年か前から「お金」のことを真剣に考えるようになり、少しずつですがこれから必要な資金や資産運用について勉強をしています。
とにかく日本では昔から「お金」について考えることは「汚いこと」と教えられ、清貧が尊ばれる傾向がありました。
お金のことは一生つきまとってくるのに、学校ではお金のことをまったく教えられないまま大人になり、正しいお金の使い方もわからないままお金に苦労しながら老後を迎える。
若いウチから知識があればずっとラクにお金が使え、やりたいこともどんどんできるというのに・・・。
そんな中、子供が学校で「子供と家族の未来を考えるマネー講座」なるチラシをもらってきたので速攻で申し込み。
学校でこんなチラシが配られるようになったのってちょっと画期的じゃない?
子供と家族の未来を考えるマネー講座
行ってきたのは坂城テクノセンター。
こういう場ってなんか不安と期待と入り混じってドキドキしますよね。
でも、飛び込まなくちゃ変わらない。
今回の勉強会でわかったことをざっくりと書き出すと
【安易に奨学金は借りてはいけない】
・奨学金延滞者は約33万人
・延滞額の合計は約876億円
奨学金を借りて大学を卒業したとたん、借金を背負ってのスタートになり、返済義務がのしかかる。返済のために生活苦・結婚ができなかったり、住宅ローンが組めなかったり、経済的理由で自己破産や自殺してしまう場合まである。
子供たちが大学に行くかはわからないけど、行く段になってお金がないからと安易に奨学金を借りると、結局は借金なので将来に負担を残すことになるわけです。
それよりも人生の3大資金である「教育資金」「住宅資金」「老後生活資金」がいつ、どのタイミングで必要かを知り、必要なときに資金が用意できるよう準備し、しっかりとした生活設計をしていかないといけません。
【100円は200年後どうなっているか(1802-2002)】
資産 | 200年後の価値 | 年利 |
現金 | 5円 | -1.4% |
株式 | 7049万9700円 | 6.6% |
債権 | 177,800円 | 3.6% |
米国債 | 28,100円 | 2.7% |
よく「タンス預金」や「銀行にお金を預ける」という言い方をしますが、タンス預金は当然のことながら利子はつきませんし、銀行は超低金利のため預けてもほとんど増えません。むしろ引き出すときの手数料でマイナスになることもあるという・・・。
そして当然のことながら年を追うごとに物価は変わっていくので、何もしないと価値が目減りしていくわけです。
【住宅の修繕費はどう用意する?】
借りに口座に1,000万円あるとして
・200万円の修繕費を払うと5回の修繕で残金は0円になってしまう
・1,000万円を運用し、5年で110%、10年で120%にできたとすると元金に手を付けることなく200万円の修繕費が捻出できる
【老後生活資金】
平均寿命 男性80歳 女性87歳
65歳から87歳まで生きるとして、
24万円×12ヶ月×22年=6,336万円が必要
年金だけだと月84,000円が不足。
84,000円×12ヶ月×22=2,217万円を自分で用意しないといけない
【72の法則】
72÷金利(%)=元金が2倍になる年数
金利 | 元本 | 8年 | 12年 | 24年 |
3% | 100万円 | 200万円 | ||
6% | 100万円 | 200万円 | 400万円 | |
9% | 100万円 | 200万円 | 800万円 |
例:30歳から65歳まで35年間毎月5万円を運用(つまり元本2,100万円)
金利3.5% | 4,111万円(プラス2,011万円) |
金利0.1% | 2,137万円(プラス37万円) |
単純に「運用する」といっても、正しい知識をもって運用しないと逆に損をしてしまうので、注意が必要です。
実際シロウトにはここが一番難しいところだと思います。
そして「1,000万円あるとして」などの前提を見るだけで「イヤイヤ、そんなに無理でしょ・・・」となってしまったら負けです。
どうやればそういう状態にできるかを考え、実践していかないといけません。
【保険について】
・医療保険、がん保険を別々の会社で入ると「高度先進医療特約」がそれぞれで付加できる。(=同じ会社で入ると1つしか不可できない)
→つまり、数十万円から数百万円かかる高度先進医療費が必要になった場合、二重で負荷しておくと、双方の保険会社から支払が受けられる。
保険も内容をよくわからないまま、言われるままに入り、高い保険料を支払っている場合が多いと思います。
僕も実は例外ではない・・・。
90分間必死にメモったのだけど、とても書ききれないくらい気付かされることが多い内容でした。
でも、さらに知識を得て実践しないと意味がない。
今度さらに詳しい内容を聞くことにしました。
どうしても知らないことへ飛び込むには勇気がいるし、不安がいっぱい。
でも自分から情報はとりにいこうと思っています。
この日本の財政関係資料は財務省で毎年作って配布してくれるらしいのですが・・・
もう少しわかりやすくならないもんですかね・・・。
でも知っておかなくちゃいけない情報だと思いました。
資産についてももっともっと勉強します。
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