ずくトラ。ずくを出してトライする。
けん玉・筒けん・コマ

初めての着物づくり。40代になって初めて小岩井紬工房で着物をつくるの巻。

着物は着てみたいけどなかなか縁がなくて

世の中に着物を着てみたいけど着る機会がないという人ってどれくらいいるんでしょうかね?

少なくとも僕は浴衣や着物は昔からいいなあと思いつつ縁がなくて44歳になるまで着る機会がありませんでした。

ところがついに着物を着る機会が訪れたのです。

 

キッカケはけん玉のパフォーマンス依頼

趣味でけん玉をあちこちで教えているわけですが、けん玉のパフォーマンスもその流れで行うことがあります。

いままではけん玉Tシャツ着てやればよかったのですが、今回の依頼は

「海外からのゲストの前でけん玉パフォーマンス」

 

いままでの流れでやってもまあいいと言えばいいのですが、やはり衣装もそれなりにしておかないとカッコがつかないと思い衣装の購入を決定。

 

・・・とはいうものの、衣装ってどうすればいいんでしょうか。

そこで思いついたのが自宅からほど近い場所にある小岩井紬工房。

ここは上田紬の老舗で、いまでも手織りの紬を伝統的なやり方で作っています。

生糸の染めから織りまでやる工房はそれほどないんだそうですね。

 

小さい頃から身近にあるこの上田紬を着てパフォーマンスをしよう。そう思ったわけです。

正式な着物というよりは「着物風の衣装」のほうが正しいでしょうか。

 

着物についてど素人の自分はまずここで相談することを決めたのでした。

 

いざ、小岩井紬工房へ

北国街道沿いにある小岩井紬工房。

子供を連れていったものの、子供たちの友達も周辺にたくさんいるのであっという間に近所の友達とどこかに消えていった・・・。

 

看板も風情がありますね。

 

駐車場に1~2台停められますが、入ってくる道が狭いので注意が必要です。

最寄りのしなの鉄道西上田駅からもゆっくり徒歩10分くらい。

小走りなら5分で着きます。

 

子供の頃から変わらないこの趣。

伝統を受け継いでいくってすごくステキだなあと感じる場所です。

 

客間には所狭しと並ぶ生地や展示されている着物が。

すごくテンションあがるのですが、着物について知識がなさすぎて自分の不勉強を思わず恥じてしまう瞬間でした。

地元なんだからもっと勉強しておけばよかった。

 

棚にはお財布や名刺入れ、そのほか小物が並んでいて買うことができます。

 

本物はそれだけで品格と威厳が漂いますね。

もっと身近に身に着けておくべきなんです。

 

さて、肝心の着物をつくる打ち合わせを

着物についてど素人なワタクシ、いったいどうやって着物をつくればいいのかもわからないので伝統工芸士のカリナさんに単刀直入に相談。

いつもは子供の親としての会話だったのですが、なんかこういう仕事(?)の話になると妙に緊張しますね。

・・・・なんて書いていますがカリナさんはとても親切に相談に乗ってくれるので気さくに話ができました。

 

まずはだいたいのコンセプトを伝えて、生地を選びます。

 

生地を選びます。

 

 

・・・生地を選びます・・・

 

 

わからねぇ~(汗)

ステキな生地がたくさんあるのですが、出来上がりもイメージできないし、そもそもどんな色が自分に合うのかもわからない。

生地をあわせながら肌の色や顔立ち等の相性も見てもらい、生地を決定しました。

 

それがこの生地。

ちなみに袖の長さや丈などはぜんぶカリナさんにアドバイスいただき、意外にすんなりと決めることができました。

実際どんな感じになるのかはできてからのお楽しみ。

 

実は製作にかかる時間が非常にタイトなので間に合うかどうかわからず、もし間に合わなければ作務衣などの別の衣装で出る予定となりました。

一からつくるとなると結構時間がかかるんですね。

でも今後使用する機会は間違いなくでてくるのでいまのうちに用意しておこうかと。

金額もまだこれからなのですが、数万円でできそうなのでちょっと安心。

てっきり10万以上するのかと思っていました・・・。

 

さて、せっかくなので工房の見学も

小さい頃に遊びに行ったような気もしますが、さっぱり覚えていないのでせっかくだからと工房も少し見学。

 

いまだに木製の機織り機が現役で動いています。

ちなみに花瓶敷の織り体験もできるので体験してみると良いかもしれませんね。(要予約)

 

この工房では染めの工程も行っています。

やわらかい色合いがとても心を落ち着かせてくれます。

 

しかしどこを撮っても絵になる。

伝統とはそれだけで存在感が違いますね。

 

何かキッカケがあったらまずは相談って大事

今回初めての着物づくりで勝手がわからずどうしたものか途方にくれていましたがカリナさんに相談することでびっくりするくらいすんなりと話が進んだので拍子抜けするくらいでした。

しかも最近では伝統的な着物だけでなく、ベストやワンピースなど紬をいろいろにアレンジして着こなすことも増えているのだそうです。

昔ながらのものだけでなく、現代にあったアレンジにより紬がもっと身近になればいいなあと思った体験でした。

 

さて、衣装ができたらまたここで報告したいと思いますよ~

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(有)小岩井紬工房

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