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通勤途中に聞いていたラジオの話がとてもナットクだった
会社に行く途中で聞いていたラジオの話。
上司や先輩が部下や後輩を叱るときにどの点を気をつけたらいいかという話題だったのですが、
これ、子育てにもそのまま当てはまるやん・・・
と思ったのでシェアします。
もちろん会社内でも役に立つ話なので頭の片隅に覚えておくといいかもしれません。
叱らないといけない場面
誰もが人を「叱る」というのはパワーがいることだし、本人も消耗します。
叱られた相手は「感情的にどなられた」とか「みんながいる前で晒し者のようにしかられた」など負の感情を持ち、それがなかなか晴れずに支障をきたすこともあります。
基本は「相手を褒める」ことを優先するべきですが、それでも叱らないといけない場面は必ずある。
【言いにくいことがある】
嫌われたくない → 言わないと気づかない → いつまでも直らない → 成長しない
最近ではパワハラを気にするあまり叱らないで放置してしまい、改善されないままどんどん状況が悪くなっていくということもあるようですね。
言いにくいことでもやはり部下・後輩のため(子供のため)を考えて言わなければならないケースは必ずでてきます。
叱るときに気をつけたいこと
自分の気持ちを落ち着かせる
たいてい叱るケースは何かが目について「どうしてできないんだ!」と感情的に言うあまり部下や後輩(子供)に本当に言いたいことが伝わらない。
本当に言いたいこと < 怒りの感情 となり、怒りを吐き出すだけで終わってしまいます。
どのように相手に伝えるかを考える
事実や欠点をただ言うだけではなく、「具体的に何をどのようにしてほしいか」「どのようにしてほしかったのか」をまず考え、そのあとで「どうすればできるようになるのか」を一緒に考え、良くなってほしい気持ちを伝える。
いい方向に向かうために一緒に考えるという姿勢がとても大切です。
指示や指導は適切だったかを考える
できないのは自分の指示や指導が適切でなかった可能性があります。
相手を非難する前に自分はどうだったのかも考え、悪い点があればその点も素直に認めて相手に伝える必要があります。
人格否定をしない
叱る時にその本質とは別に「あなたはいつもだらしがない」「どうしようもない人だね」と人格否定を伴う言葉を発してしまう場合があります。
これはNGで、人ではなく、「仕事」を叱るのが大事。
「前にもこんなことがあったよね」「前から言おうと思っていたけど」「この際だから言うけど」のように過去を持ち出す言葉は事態を好転させることはありません。
「なぜ?」と相手を責めることを避ける
「なぜできない」「なぜやらない」「なぜわからない」などの否定的な言葉を3回繰り返すと相手を追い詰めてしまいます。
追い詰めるのではなく、「どうすればできたんだろうね?」と一緒に考えて行くことが大切です。
叱ったあとのフォローも大切
叱ったあとに改善が見られた場合は必ずそのことを褒めるのが大切。
叱る→褒めるを上手に使ってやる気を引き出していきたいものです。
1.まず自分の気持ちを落ち着かせる
2.どのように相手に伝えるかを考える
3.指示や指導は適切だったかを考える
4.人格否定をしない
5.「なぜ?」と相手を責めることを避ける
6.叱ったあとのフォローも大切
人をよく観察してタイミングよく具体的に、わかりやすく伝える
日常の子育てでもよくあることなのですが、たまたま目についたことにカチンときて「あなたはいつもこうだ」とか「こういうところが駄目だ」と言ってしまうことがあります。
目についたことを思いつきで叱るのは逆効果なので、悪いところを指摘するだけではなく、相手をよく観察し、タイミングを見計らって伝えるのはすごく重要なことだとわかりました。
そして言葉を選んでわかりやすく伝える。
我が家には中3の受験生がいます。
ぜんぜん勉強しない(というか何もやらない)のがとても目につくのでこちらも言いたいのをガマンしてガマンしてあるときに堰を切ったように叱るときがあります。
「やりたいことをとことんやりなさい」とか「いまは大学に行くからいい仕事につけるわけでもないし、『何をやるか』のほうが大事」なんていう事を偉そうに子供に言いつつ、「やりたいことを実現するためには勉強しなさい」と伝える矛盾。
矛盾・・・というかある意味合っているけどある意味間違っている。
中学生で将来のことを具体的に考えて自分で行動できる人ってきっとなかなかいないんですよね。
自分も中学生のとき「将来どうしたいか」なんて聞かれても結構困った。そもそも社会のことよく知らないし、中学生になったから突然将来のことを真剣に・具体的に考えろって言われてもどうしていいかわからないんです。
特にいまはなんでも与えてもらえる時代。このことに慣れてしまうと「自分の頭で考えて(発想して)、工夫して、実行する」っていうプロセスってより難しいと思う。
例えば戦後の何もなかった時代のように「どうにかこのどうしようもない状況を突破していい生活を手に入れよう」とか考える必要ないですもんね。
生活で困ることが少ないのにその中でいろいろなことに疑問をもって考える、実行するというのはどんどんハードルが高くなっているように感じます。
叱る前に落ち着いて何を伝えたいのかを考える。
毎日自問自答しながら自分とも向き合う日々です。
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