Contents
先日の仮想通貨講習会にて
先日開催した仮想通貨勉強会にてZaifトークンやCOMSAの説明をした時に
「仮想通貨とトークンの違いって何なんですか?」という質問が。
「トークンは企業や団体が独自に発行しているコインで、もともとは無価値だったものが取引所に上場して取引できるようになって価値がでたものです」
という説明をしたのだけど、自分の中でいまいち腑に落ちない。
うーん・・・やっぱりキチンと理解していないということだね。
そういえばZaifの「入出金ページ」で
Counter Party Token や ERC20 Token 、Mosaic などがあるけどなんとなくわかってるだけでうまく説明できない・・・。
というわけでしっかり調べてみることにしました。
採掘する(カレンシー)タイプの仮想通貨と発行者がいる(アセット)タイプの仮想通貨
カレンシータイプの通貨
ビットコインやイーサリアム、NEMなどはあらかじめ発行量が決められており、発行者は存在せずに決められた仕組みで通貨の供給量が調節されています。
「マイニング」という取引の承認を手伝う作業により、報酬として通貨がもらえます。
「カレンシー」=「Currency」=通貨ですので、
ビットコインであればビットコインのブロックチェーン上で基軸となる通貨が「BTC」であると言えます。
イーサリアムであればイーサリアムのブロックチェーン上で基軸となる通貨が「ETH」、
ネムであればネムのブロックチェーン上で基軸となる通貨が「XEM」、
MONAコインであればMONAのブロックチェーン上で基軸となる通貨が「MONA」となります。
アセットタイプの通貨
カレンシータイプとは逆に発行者がコインの供給量を決め、途中で供給量も変更できるのがアセットタイプの通貨(トークン)になります。
アセットタイプの通貨(トークン)はカレンシータイプの通貨をベースに発行されます。
イメージとしてはこんな感じ。
ビットコイン(BTC)のプラットフォーム上で発行されるトークンが「Counter Party Token」
イーサリアム(ETH)のプラットフォーム上で発行されるトークンが「ERC20 Token」
ネム(NEM)のプラットフォーム上で発行されるトークンが「Mosaic」
モナコイン(MONA)のプラットフォーム上で発行されるトークンが「Mona Party Token」
というわけですね。
CounterPartyトークン
ビットコイン(BTC)のプラットフォーム上で発行されるトークン、「Counter Party Token」。
おなじみのZaifでいくと、こちらの「トークン」が該当します
ZAIFトークンもビットコインのプラットフォーム上で作られたコインなんですね。
ERC-20トークン
イーサリアム(ETH)のプラットフォーム上で発行されるトークン、「ERC20 Token」。
2種類あるCOMSAトークンの片われ(語彙・・・)ですね。
こちらはおなじみZaifの画面。
COMSAはなぜ2種類あるんだろうかと思っていましたが、イーサリアムとネムそれぞれのプラットフォームでトークンを発行していたんですね。
Mosaic(モザイク)
ネム(NEM)のプラットフォーム上で発行されるトークン、「Mosaic」。
こちら、おなじみZaifの画面(さっきと一緒w)。
CMS:XEM/JPYとありますが、こちらがMOSAICで発行されたCOMSAトークンというわけですね。
僕もこのMOSAICを使ってwonderfulトークンという無価値のトークンを発行して遊んでいます。
欲しい人はTwitterで投げますのでご連絡を~。
MonaPartyトークン
モナコイン(MONA)のプラットフォーム上で発行されるトークン、「Mona Party Token」。
MONAコインは日本でも熱狂的な信者がたくさんいますのできっと盛り上がりますよ。
まとめ
トークンはそれぞれの基軸通貨の上で発行された通貨で、独自に通貨の量や属性を指定し、つくることができます。
僕が昨年10月にMOSAICを作成したときはネームスペースが年間100XEM、モザイクが年間10XEMの手数料でした。
それぞれのトークンの特徴や手数料なども比較してできたらまた面白そうですね。
これはまた今度やりますか。
仮想通貨の世界、覚えることが本当に多いですが少しずつ勉強して自分で使いこなせるようになっていきたいものですね。
まずは上の4種類のトークンを作るためのカレンシータイプの通貨をいずれも扱うZaifで通貨を購入し、トークンを作ってみましょうね。
自分がコインの発行者になれるってなかなか素晴らしい体験ですよ。
にほんブログ村