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長野市の北部地域、千曲川堤防決壊で被災した場所へお手伝いに
※「ボランティア」というタイトルをつけていますが、何しろこういうことが初めてなのでどこまで寄り添えるのかもわからず、自分の中では「お手伝い」という表現のほうがしっくりくるので途中表現が入り混じりますがご了承ください。
長野市の北部地域、穂保(ほやす)地区は千曲川堤防の決壊により甚大な被害がでました。
自分の仕事先の企業も被災し、さらにその従業員の方も何人も被災されていて言葉も出ない状況。
穂保地区は通称「アップルライン」と呼ばれる場所があるくらいりんご園がたくさんあって、この時期は国道沿いのあちこちでりんごを販売している光景が見られます。
その穂保地区は広範囲にわたり浸水し、信州りんごも相当な被害を受けています。
知り合いのツテで今回被災地域でお手伝いをすることになり、準備をすることになったのですが、いざ準備しようとすると何を準備していいのかわからない。
調べると水害ボランティア作業マニュアルというものがありました。
水害ボランティア作業マニュアルを参考にお手伝いの準備をする
この水害ボランティア作業マニュアル、とてもよくまとまっているのでまず一読するとかなりのことがわかります。
今回はいちご農園でのビニールハウス内でのお手伝いと聞いているのですが、とりあえずひととおり集めてみました。
手袋は防水とケガ防止の両方を目的に
「泥だらけになりますよ」
とまず言われているので、長靴とレインコートは必須。
そして泥の中には危険物も混じっているので、防水とケガ防止の両方を考える必要があるようです。
現場に行って状況次第で使い分けるつもりですが、厚手のゴム手袋にするか、ゴム手袋の上に皮手袋をして二重で作業をすることも検討。
泥対策も重要
泥はかなり不衛生なので、口や目に入らない対策も大切。
ゴーグルやマスクも必要です。
なにせ泥が乾いて砂埃になって容赦なく襲ってきます。
話によると、とにかく泥だらけになるので、作業が終わったらその服を大きなビニール袋に入れて、着替えないとどうしようもないとのこと。
水タンクを持っていけば手を洗えるので便利とのことでした。
ボランティア保険に自分で加入
市などが提供しているボランティアセンター経由でボランティアに行く場合は保険加入がその場でできるようですが、今回は個人で知り合いのところにお手伝いに行く形。
当然保険は自分で加入していかないといけません。
またボランティア保険は作業時のケガだけでなく、感染症にかかったときなどにも対応してくれるそうで、やはり入っておいたほうが安心。
なにせガレキや土砂に含まれる細菌によってレジオネラ肺炎、レプトスピラ症などの感染症を起こすことがあります。作業中にけがをすることで破傷風に感染することもあります。
ちなみにどこで加入できるのかを調べたら各市の「社会福祉協議会」で加入ができるらしい。
行ってみると災害救援ボランティアセンターが立ち上がっていました。
ところが雨の日だったのと、土曜日だったのもあって窓口はクローズ。
当たり前かもしれませんが、土日はお休みなので平日に手続きに行かないとダメですね。
窓口の前で途方にくれていると職員と見られる方から声をかけていただき、保険に入りたい旨を説明すると窓口を開けてくれた!!!
保険の加入には免許証と印鑑を
保険は基本タイプと天災タイプがあり、補償額によってAタイプとBタイプに分かれるもの。
今回は天災タイプのAタイプを申し込みました。
Aタイプ | Bタイプ | |
---|---|---|
基本タイプ | 350円 | 510円 |
天災タイプ (基本タイプ+地震・噴火・津波) |
500円 | 710円 |
- ボランティア自身の食中毒や特定感染症、熱中症も補償します。
- 天災タイプでは、地震、噴火、津波によるケガも補償します。(賠償責任の補償については、天災に起因する場合は対象になりません。)
- 人格権侵害により法律上の損害賠償責任を負った場合も補償します。
- 補償期間の中途で加入される場合も上記の保険料になります。
- 中途脱退による保険料の返れいはありません。
- 中途でのボランティアの入替えはできません。
- 中途でのご加入プラン・タイプの変更はできません。
- ご加入はお1名につきいずれか1口となります。
本人確認書類として免許証を提示し、書類を記入。
印鑑も必要なのでお忘れなく。
なんと補助金があった!
なんと今回補助金で150円補助してくれるそうで、書類を記入。
500円のところを350円で対応してもらうことができました。
ボランティアは高速道路代も無料にできる
初めて知りましたが、ボランティアで現地入りする際に高速道路代が無料になるんですね。
令和元年台風19号災害に伴う災害ボランティア車両の高速道路の無料措置について
利用方法
- (1)「ボランティア車両証明書」様式をダウンロード
- (2)往路分、復路分の様式に、様式及び下記記載の注意事項に同意したうえで必要事項を記入
- (3)高速道路を利用(往路)し、被災地の指定IC(出口料金所)にて顔写真付きの本人確認書類を提示のうえ、証明書を係員へ提出
- (4)ボランティア活動実施
- (5)ボランティア活動終了時、災害ボランティアセンター等で証明書に「活動確認」の押印を受ける
- (6)高速道路を利用(復路)し、到着地のIC(出口料金所)にて顔写真付きの本人確認書類を提示のうえ、証明書を係員へ提出
※走行途中の本線料金所では、顔写真付きの本人確認書類を提示のうえ、証明書の確認欄に押印を受けてください。
※複数箇所でボランティア活動をされる場合のご利用方法につきましては、下記の資料をご確認ください。
今回は災害ボランティアセンターには行かないので、活動確認証明書をもらうことはあきらめて自腹で行こうと思いますw
それでもこういった制度があることでかなり参加のハードルが下がりますね。
子供はできれば避けたほうが良い
「子供にもボランティアを経験させておきたい」こう考える人は少なくないと思います。
ただ、被災地は思わぬ危険や感染症のリスクがあるのも事実。
小さな子はまず避け、できれば高校生以上の、ある程度自分で判断ができる年齢になってからの参加が望ましいようです。
行ってきます
とりあえず準備はできた。
あとは少しでも手伝いができるようにその場で臨機応変に対応したいと思います。
明日は我が身かもしれない自然災害。
早く復旧して以前のような美しい街になってほしいと思います。
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