ある店でランチを食べていたときの出来事
とあるチェーン店のお店でランチを食べていたときのこと。入ってきたオッサンが店員さんに対して注文内容をボソボソと強めの口調で言っていました。
余計な言葉を入れずに不機嫌そうに注文する人が多いのはどこでもあることなのですが、食事が運ばれてきてからがいけなかった。「○○頼んだのにこれ違うだろ~(怒)」そのあと店員に対しての嫌味がグチグチと続きます。
店員さんは平謝りしてすぐ作り直す旨を言っていたのですが、注文した本人は怒りが収まらないようでずっとグチグチ。こちらは聞いていてムカムカがとまらない。ものすごく気分が悪い状態でランチを食べていました。
店員さんは注文内容の確認をしていると思うのですが、そのやりとりを細かく聞いていたわけではないので詳細はわかりません。ひょっとすると確認をしたのにもかかわらず注文者がちゃんと聞かずにはいはいと答えてしまったのかもしれません。
どちらが悪いか正しいかはさておき、最近よく気になることがあります。それは店員さんに対して
「お客様は神様なんだからエライ」と勘違いしている人が一定数いること
です。
お金を払っている = エライ?
店員さんに対して高圧的な態度を取る人は総じて「金払ってやってるんだからエライに決まってるだろ」的な言い方をします。でも本当にそうなのでしょうか?
お金を払う = モノやサービスの対価
と考えると、例えばラーメンが800円だとするとその800円はラーメンという食べ物に対してであって、高圧的に振る舞うことが価格に含まれていないことはちょっと考えればわかることです。
あくまでも店員さんとは対等の関係であるということを忘れているのか、理解していない人って意外にいるんですよね。
客単価の低いお店ほどそういった光景を目にすることが多い気がしますが、どんなときでも店員さんとは対等だという意識を持っておきたいものです。
外国人店員さんがすごい
最近ではコンビニや飲食店などで外国人の店員さんを見かけるケースがとても多くなってきました。田舎でもかなりの頻度で見るようになったなあと思ったら、この間東京に言ったら本当に多い。
ただ、よく残念な光景を目にするのが、そういった外国人店員さんに対してバカにしたような態度をとる人です。
外国へ来て、自分の母国語でない場所で、あのコンビニの複雑なオペレーションを理解して対応しているって普通に考えたらすごいことじゃないでしょうか?コンビニで働いたことがないので細かいことはよく知りませんが、やることが多岐にわたるのでたとえ日本人でも仕事内容としては難しいのではないかと想像しています。もし自分が外国に行って、同じことをしてくれと言われたら、とてもできるとは思えません。
彼ら・彼女らはとても優秀なのだなあといつも考えさせられます。もちろんお国柄の違いでひょっとすると時間にルーズとかいろいろあるのかもしれないですけどね(笑)
「仕事を理解して実行する」という視点に立てば、尊敬してしかるべきなのではないかと思います。
つまりは人に対してどんなときでも敬意を持って
お店に入ったとき、仮に店員さんが間違いをしても、おおらかな態度で臨む。誰だって間違いをすることはあるので、それをいちいち怒鳴り散らすのではなく、対応を待つ。もちろん誠意のない対応をされたときは例外ですが、やはりどんなときでも1対1の人間として対応したいものです。
きっと誰にでもマウント取ろうとする人は自分に自身がなかったり、丁寧な対応をされた経験がないのだと思います。
人のふり見て・・・ではないですが、自分も変なことでマウントをとらないよう自戒しながら生活したいと思います。
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