どんど焼きでまゆ玉を焼くときに使う柳の枝
「どんど焼き」・・・小正月の時期に行われる行事のことを長野県の東信地方ではこう呼びますが、同じ長野県内でも「三九郎」と呼んでいるところもあれば、他にも「どんどん焼き」「左義長」など同じ行事なのにさまざまな呼び方があるようです。
このどんど焼きの際には「まゆ玉」といって米粉で作った団子(餅)を柳の枝につけて火で炙り、その団子(餅)を食べて無病息災を願います。もともと上田地域は養蚕が盛んだったこともあり、養蚕を行なう人々が豊作を祈願したことの名残のようです。
このどんど焼き、時期になるとスーパーやホームセンターなどで柳の枝が売られるようなり、柳の枝がそうそうカンタンに手に入らない人は購入してどんど焼きに備えます。
でもこの枝、当然ですが団子(餅)を焼いて食べたらそれでお役御免なので、使いみちは終了になります。ところが・・・
その柳の枝捨てるの待った~!!!
使い終わったあとに土に挿してみて下さい。
土に挿して数年後
柳の枝は立派な木になります。
柳の枝はとても生命力が強く、切ってから1ヶ月経った枝でも土に挿したり土をかぶせておくとそこから根がでて根付くことが多いです。
この木も、もともとはスーパーで買ってきた柳の枝をどんど焼きで使い、終わって数日放置したあとに土に挿しておいたもの。
ただ、本当に生命力が強く、どんどん大きくなるので、容赦なく枝は切ったほうが良いです。
まだ細いうちは剪定鋏で切れますが・・・
ある程度の太さになると剪定鋸が必要です。
ただし、枝をカットするときにくれぐれも普通のノコギリは使っちゃダメだぞ!!
一度大失敗したことがあるのですが、木工などでつかう鋸で生木を切ると使い物にならなくなります。
太い木ならこれでいいやと木工用の鋸で切ってみたら、刃の間に木くずが詰まり、そして錆びてしまい、その1回使っただけでダメになってしまいました。
生木を切る時は専用ののこぎりを使いましょう。
なお、枝をたくさんとろうとたくさん残しておくと切るのが大変になるので、使う部分だけ残してあとは早めに剪定してしまいましょうね。
これで毎年のどんど焼きには柳の枝を買わなくて済みます。
柳の枝は使いにくい
それにしても柳の枝ってとてもしなるので、まゆ玉を火にあぶるときってやりにくいんです。しなる分、火に近づかなくてはいけないので、熱い。
調べたら柳の枝だけでなく、ミズキの枝を使うところも多いようです。
こっちの枝のほうが固くてたしかに火にあぶるには都合がよさそう。
「ミズキ」というだけあって、枝を切ると水が滴り落ちるくらい水分が多いのだそうです。水分が多いだけあって燃えにくいということなんでしょうね。
ハナミズキは庭にあるのでそれ使えないかなあ・・・。同じミズキ科らしいので・・・。
おまけ、大根
大根の種を蒔くのが遅れ、忙しがってぜんぜん手入れもしなかったので抜きもしなかったのですが、この冬は氷点下になることも少ないのでまだかなり元気です。
それでも・・・と思って数本抜いてみたら、小さいけど問題なさそう。
スキー場には雪がなくて満足にコースが作れないらしいし、気候がホントにおかしいですね。大根もきっと寒さにやられて食べられないと思っていたらまったく問題ない。
放置大根、おいしくいただきます♪
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