毎月の給料と自分で稼ぐお金はどっちが安定？
「一流と言われる大手の会社に就職し、安定した給与をもらい、定年まで過ごす」
これが高度成長期以降の多くの日本人の考えでした。「フリーランスなんて給与は安定しないし、生きていくのは苦しいよ」と言われることも多かったことと思います。
ところが最近では有名な大手メーカーがバタバタと倒産したり外資の傘下に入ったりするかと思えば、リストラでまだ働き盛りにもかかわらず大量解雇なんていう話もよく聞くようになりました。会社では思うような給与が出せないので副業を認める会社も増え、ますます自分で生きていく力を試される時代になってきました。
以前のように社会が安定していてどの企業もそれなりに収益を上げられる時期であれば何も問題がなかったのですが、新型コロナウイルスが猛威をふるう今となってはどんな会社も突然その安定が一気に崩れるケースが続出しています。
航空業界などは旅行やビジネス客がほぼ移動しなくなってしまったので、日々機材の維持費や人材にかかるお金が収益を圧迫しています。あのＪから始まる大手旅行会社だって、修学旅行、国際会議や展示会などのビジネス需要がなくなり、今後数年は業績を見通せないというニュースが最近出ていました。崖から落ちるようにいままで当たり前だったものが当たり前にできなくなり、同じやり方が突然通用しなくなるということが世界中で起こっています。
今いる会社だって突然解雇される可能性だってあるわけで、そうなったときに他に何も収入がなければ露頭に迷う事態となってしまいます。
毎月一定の給料が入ってくるサラリーマンは、ある意味「社会が安定している」前提であれば安定しているのかもしれませんが、何か突発的な事態が起こったときには何も対応ができなくなってしまいます。何か起こってから始めようにも、突然ゼロを１００にできるような仕事なんて作れるわけがありません。
フリーランスは自分が頑張った分、結果が見えてくるというメリットがある反面、自分が怠けているとそのツケはしっかりと自分に跳ね返ってきます。サラリーマンよりも環境的には厳しいことが多いのは事実かもしれません。
でも多くのフリーランスの方を見て、「何があっても生きていく力」はサラリーマンの比ではないと思っています。そして自分がやりたいことをどんどん仕事（お金）にしていく実行力も高い人が多いと思います。
自分で生きていく力をつけたい
僕もいままでいろいろなことをやってきましたが、最近ではたまたま筒けんの評判がよくなり、特に力を入れてやっています。これは僕の思い「できる（成功する）楽しさをみんなが等しく経験してほしい」という点を具現化できると思っています。
ただ、「やりたいこと」に力を入れているけれども、やはり「生きていくこと」もバランスよく考えていかないと長続きしないと思っています。
最近導入したデスクトップレーザー加工機beamoは筒けんの事業をもっと伸ばすためにも必要ですが、それ以外の仕事も受けつつあらゆる仕事の可能性を探るという考えも持っています。
趣味を思い切り楽しみつつ、生活もしていけるよう、あらゆることを日々考えて少しずつですが実践しているつもりです。続けていけば、何があってもきっと生きていける。
何かあってからでは遅い！いますぐ何かを始めよう
あるとき突然収入を絶たれてから、「お金を稼がなくちゃ」といって何かを始めようと思ってもいきなり大きく稼げるわけではありません。
何事も仕込みが大事。少しずつ自分の特技を仕事にしてみたり、何かをやってみることは必要です。僕だって若いころから考えるとそれはそれはいろいろなものに手を出してきました。それが今になって生きてきているというのは確かな事実です。
けん玉のイベントがなくなってしまい、この半年はメルカリやBASEでの販売を強化したところ、それなりの収入になり、日々の仕入れや筒けん関連の投資も続けてできるようになりました。
誰でもプロ並みの仕事が初めからできるわけではないし、プロ並みでなくてもちょっとしたスキルを欲しいと思う人はたくさんいます。ココナラなどのスキルシェアサイトで仕事をやってみるのも実は方法の１つなのかもしれません。
まずは「始めること」。ゼロから１にした時点で、あとは伸びしろしかありません。自分もこれからまだまだ自分のできることを探し、少しでも社会の役に立ちつつ、生きていきたいと思っています。
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