フルーツの秋に起こった事件簿
じじばばの家で大量にとれるイチジク。
子供たちも楽しみにしていて毎日むしゃむしゃと食べています。
ある日うちの次男(8才)が風呂に入っていたんですが、風呂から突然聞こえてくる絶叫。
「手が痛い」「手が痛い」
もう暴れまわっているんですよ。
風呂に入っているだけで何が怒っているのかわからない状況。
あまりの絶叫ぶりにいったいどうしたものかと狼狽してしまいました。
風呂で手を挟んだわけでもないし、熱湯にあたった様子もない。
ならば直前に何をしていたのかを思い出しました。
ひょっとしてイチジク(無花果)じゃね?
風呂に入る前に次男がいちじくを食べたくて自分で皮を剥いて食べていたんですよ。
どうもそのときに手に付着したものが悪さをしているのではないかと。
特にこれがアレルギー反応を起こすなどの知識は皆無だったのですが、調べたらビンゴ。
イチジクに含まれるタンパク質分解酵素フィシン。その白い汁が犯人のようです。
フィシンはイチジクが害虫から身を守る防衛物質で、皮膚に触れるとかゆみや痛みを伴うとのことでした。
子供の皮膚は大人に比べて敏感なのでよけいに反応がひどくなってしまったんでしょうね。
イチジクで手がかゆく(痛く)なってしまったときの対処法
イチジクの白い汁はゴムに近い樹脂のような物質でベタベタと手にくっつき、なかなかとれない。
そんなときはお湯で手についた成分を溶かしてあげると良いようです。
あるサイトには油で拭き取ると良いとも書いてありましたがどちらのほうが効果的なんでしょうね。
事実ちょっと熱めのお湯にしばらく手をつけていたら痛みが落ち着いてきたようで暴れることもなくなりました。
いやー、しかしいったいナニゴトかと思いましたよ。
しかも風呂に入ったのなら余計に手に付着したフィシンが溶け出すんじゃあ・・・。
実際子供は風呂に入っても遊ぶことに忙しくて湯に浸かるということをなかなかしないのでうまく溶けなかったんでしょうね。
アレルギーがひどいとアナフィラキシーショックもあるとのことで楽観視は危険
いちじくはアレルギー物質の一つなので、アレルギー反応がひどいとアナフィラキシーショックを起こすこともあるのだそう。
呼吸困難や蕁麻疹などの症状がでたときにはすぐに病院で診てもらったほうが良いようですね。
イチジクってそんなに危険な反応を起こすこともあるなんて知識は皆無でしたよ。
できれば手袋等で皮膚を守ったほうが良いようです。
子供には特に安易に触らせないほうがいいようですね。
気をつけましょう。
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