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Twitterのふとしたツイートが妙に気になった
最近仮想通貨関係のフォローが増えすぎてタイムライン追いきれなくなってますw
そんな中、たまたま気になったcoincheck(コインチェック)のツイート。
【NEMの入金について】
現在、NEMの入金について制限をさせていただいております。入金を行なった場合は反映がされませんため、入金を行わないようお願い申し上げます。— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2018年1月26日
coincheck(コインチェック)で扱っている通貨「NEM(ネム)」に何かあったらしい。
まあ取引所のサーバーがダウンしたり何かと安定稼働が難しい仮想通貨界なので多少のことでは驚かないんですが、なんか引っかかる・・・。
少し調べたらどうもcoincheckでハッキング被害があった模様。
NEMは別のウォレットに保管していたので大丈夫だったのだけど、XRP(リップル)が650XRPあるんですよね。価値にして十数万円。
なんかすごく嫌な予感がしたのですぐにcoincheckから別のウォレットへ送金。
この時点で15:00すぎ。
これはずっとあとのスクショだけど、リップルの金額は引かれていたので、ああよかった送金できていたんだ・・・と思っていました。
それにしてもあれ?5LISK隠れてたw
別のウォレットに入らない・・・
しばらくして送金先のウォレットを確認。
あれ???
入ってない・・・。
再度coincheckの履歴を確認したら、「手続き中」の文字が。
詳細を見てみたところ、たしかに15:07に送信しているものの、まだ手続きが終わらずに送信されていない模様。
よく見たらCoincheckからの全通貨の出金が停止になっていたんですね。
間に合ったと思ったんだけどなあ。
【お知らせ】
現在、Coincheckで取扱のある全通貨(JPY含)の出金を一時停止とさせていただいております。NEMに関しては引き続き入出金、売買を一時停止とさせていただいております。https://t.co/caNpzT88ZO— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2018年1月26日
そうこうしているうちに
580億円流出か
という見出しとともに緊急記者会見。
うげげ!まじか!!!
基本的に最近の取引はZaif(ザイフ)で取引しているのと、少しずつソフトウォレットに移している矢先だったのでcoincheckにはほとんど通貨を置いていなかったんですが、びっくりしましたね。
これは他の通貨にも波及する可能性大。
なんでも不正アクセスにより5億2300万xemが盗まれた・・・。
額が桁違いすぎる。
Coincheck会見まとめ
・5億2300万xemが盗まれた
・被害額は580億円相当
・原因は不正アクセス
・全部ホットウォレットで保管してた
・NEMの保証も検討中
・取引履歴は残ってる
・抜かれた送金経路を調査中
・他のコインに関しても調査中
・社長が泣きそう#Coincheck #XEM— 立花理香(30) (@razokulover) 2018年1月26日
翌朝の新聞の見出し
はい、来ましたね。
1月になってから仮想通貨のビッグニュース多すぎないか!?
これは高い授業料と思ってリップルもあきらめないとダメかなあと思っていた矢先、coincheckの素早い対応。
不正に送金された仮想通貨NEMの保有者に対する補償方針について | コインチェック株式会社 https://t.co/acsKtdb2dN
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2018年1月27日
すげえ・・・手持ちの資金で保証するって・・・。
誰かが書いていましたが、セキュリティの問題があったとはいえ、coincheckも被害者で、責められるべきはコインを盗んだ泥棒なわけです。
ざっくり言えば本来はそのコインを盗んだ泥棒が弁済をするべきで、coincheckは補償までする必要はない。
それを補償してくれるのだからすごいことですよね。
決済されて日本円にはなってしまうけど、5億2300万xemを市場から調達して弁済するとすればそれはそれでNEMの価格も混乱するし、実際には難しい。
現状取れうる中ではベストではないのかもしれないがベターな方法になっているのではないでしょうか。
確かに、ホットウォレットにNEMを保管していたとか、マルチシグの設定をしていなかったとか、管理する立場で責められなくちゃいけない部分は当然あるのだけど、一番悪いのはハッキングしてNEMを盗んだ泥棒なわけですよね。
ここを忘れてはいけない。
常日頃「投資は自己責任で!」と言っているのだから、当然安全な取引所を自分で選んで使うことや、購入した通貨を安全な形で保管するのだって自分の責任なわけです。
仮想通貨はまだ整備が少しずつされている段階なわけで、歴史ある法定通貨のようにまだまだ規制もこれからです。
通貨の購入やウォレット間の通貨の移動だって初めての人にとってはやはりまだハードル高いですよね。
送信先のアドレス間違えたらGOXする(無くなる)し・・・。
そして恥ずかしながら「マルチシグ」今回初めて知りました
各通貨についてやはり取引をするからには知っておかなければと少しは勉強したつもりでした。
そして今回でてきたキーワード「マルチシグ」。
「マルチ シグニチャ」の略で、複数の秘密鍵が揃わないと認証ができない仕組み。
秘密鍵の1つがハッキングされても、残りの2つ(2of3の場合)でハッキングされた鍵を追い出し、守ることができる技術です。
コインチェック記者会見で話題になった「マルチシグ」を簡単に説明します😊
140文字以内で説明できなかったので画像を使わせていただきます💦#マルチシグ #コインチェック pic.twitter.com/F8mnbFfp4Z
— こより(๑•◡仮想通貨 (@vc_koyori) 2018年1月26日
恥ずかしながら、勉強不足で知りませんでした。
仮想通貨の世界は知れば知るほど奥が深くて、知識としてしっておかないといけないことが山ほどあります。
そしてそこにある技術がまたオモシロイ。
「通貨」という枠だけではなく、「テクノロジー」としての性質も持つ仮想通貨は大いに発展性があると思います。
coincheckも今回このようなことにはなりましたが、僕も一仮想通貨民として応援していきたいと思います。
そして仮想通貨がもっと普及していくと世の中はもっと面白くなるでしょうね。
ハードウォレットはやっぱり必要だね
ハードウォレット、買おう買おうと思いつつ先延ばしにしていたんです。
でも今回のことでやはり自分でしっかり管理することは大事なのだと悟りました。
しかもAmazonやメルカリなどの中にはアヤシイものも含まれているので、必ず公式から購入することが推奨されています。
ウォレット自体の秘密鍵を業者に装ったハッカーがもし販売しているのであれば、危険なのは明白ですね。
金庫の鍵を自分で持ちながら、金庫を販売していることなんですから。
仮想通貨の投資は自己責任で
あらためて自戒を込めて。
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